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資料1 特定機能病院の現状等に係る前回の指摘事項等及び今後の議論の進め方について (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41753.html
出典情報 特定機能病院及び地域医療支援病院のあり方に関する検討会(第21回 8/20)《厚生労働省》
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これまでの議論の整理(案)



特定機能病院の制度創設後に起こった医療の高度化、医師需給状況の変化、臨床研修制
度・専門医制度等の医師教育環境の変化、他の病院類型の創設などの制度環境の変化、臨
床研究・競争的資金・等の環境変化や医学雑誌の環境変化等の研究環境の変化等を踏まえ、
改めて特定機能病院に求められる機能について整理が必要ではないか。



その際、地域において高度な医療を提供するために特定機能病院が拠点となるという観
点が一つの軸となるのではないか。教育や研究の観点は、高度な医療を提供するための基
盤であるという切り口で考えることができるのではないか。



高度な医療、研究、教育等について検討する際は、量的・質的な違い、網羅性と高度性
のバランス、実績と体制のバランス、医師とそれ以外の職種の関係、医師多数県か少数県
かの違い、診療科などの部門を横断する課題・病院全体のガバナンス上の課題など様々な
観点・論点があることを踏まえて検討する必要があるのではないか。



大学附属病院本院は、医療・研究・教育をいずれも高度に行っており、さらに対象疾患
は幅広く、医学生等の卒前教育やそこから連続する卒後教育の流れも踏まえた医師派遣機
能を担っている。大学附属病院本院については、求める機能や承認要件等を検討する際、
他の特定機能病院、特に特定領域型の特定機能病院とは分けて議論をした方が良いのでは
ないか。また、その際、医師派遣機能についても議論を行ってはどうか。



都市部と地方部などの所在地による相違、他の特定機能病院が近隣にあるか等の相違な
ど、置かれている条件によって医療・研究・教育・医師派遣の実情、求められ方、負担な
どが異なっているという指摘があるため、現状分析やあり方についての議論についても、
必要に応じて、いくつかの類型に切り分けて行うことも検討してはどうか。
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