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資料1 特定機能病院の現状等に係る前回の指摘事項等及び今後の議論の進め方について (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41753.html
出典情報 特定機能病院及び地域医療支援病院のあり方に関する検討会(第21回 8/20)《厚生労働省》
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特定機能病院全体に係る観点についての指摘事項等


特定機能病院の制度創設後、様々な病院類型などの制度が創設されており、医療事情も大きく変化
している。この機会に特定機能病院としてどのような機能を果たすことを求めるのか、改めて検討・
整理するべきではないか。



特定機能病院として、医療提供、研修(教育)、医療技術の開発・評価(研究)、医療安全のそれ
ぞれについて高度なものを提供することが求められているが、軸となるのは、高度な医療を提供する
観点ではないか。研究、教育、医療安全、(承認要件にはなっていないが)大学附属病院本院が行っ
ている医師派遣機能なども、目的は地域で一体となって高度な医療を提供するためと考えることがで
きるのではないか。特定機能病院が果たすべき機能を議論する際は、この観点を軸としていってはど
うか。その際、高度性だけでなく、網羅性が地域全体の医療水準を引き上げるという観点では重要で
はないか。



大学附属病院本院は、医療・研究・教育・医療安全をいずれも高度に行っており、さらに対象疾患
は幅広い。また、医学生等の卒前教育やそこから連続する卒後教育の流れも踏まえた医師派遣機能を
担っている。幅広い領域を網羅するためにコスト・手間もかかっている。



上記の理由から、求める機能や承認要件等を検討する際は大学附属病院本院について、他の特定機
能病院、特に特定領域型の特定機能病院とは分けて議論をした方がよいのではないか。



同じ大学附属病院本院同士で比較したとしても、果たしている機能に差がある可能性がある。特に、
都市部と地方部では、特定機能病院として果たしている機能が異なっているのではないか。特に医師
少数県の場合の医師派遣機能は、大きく異なる可能性がある。これらの分析を行った上で、大学附属
病院本院の中を異なる類型に分けて、議論することも含めて検討してはどうか。(例えば、都市部と
地方部を別類型とするなど。)この場合、機能が異なる理由が、地域の特性によるものか、当該病院
の独自の理由によるものかも分析が必要ではないか。

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