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令和5年度 高額医療交付金交付事業における高額レセプト上位の概要 (2 ページ)

公開元URL https://www.kenporen.com/press/2024-10-03-16-41.shtml
出典情報 令和5年度 高額医療交付金交付事業における高額レセプト上位の概要(10/3)《健康保険組合連合会》
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令和5年度 高額医療交付金交付事業における高額レセプト上位の概要
○健保連では、高額な医療費の発生が個々の健保組合財政に及ぼす影響を緩和するため、健康保険法附則第2条
に基づき「高額医療交付金交付事業」を実施している(事業の概要・仕組みはP12~P13参照)
○医療費は高額化の一途を辿っており、健保組合をはじめとする医療保険者の財政悪化の大きな要因となって
いる。特に小規模健保組合においては、高額なレセプトが数件発生することで存続が危ぶまれる程の財政影響
が生ずることも懸念される。しかし、真に医療を必要とする国民を共助により支え合うことが国民皆保険の
役割であり、この一翼を担う健保組合では、本事業による健保組合間の共助により、高額医療費の発生に伴う
財政悪化のリスクを支え合っている
○令和5年度(令和5年1月16日から令和6年1月15日)において本事業に申請されたレセプトのうち、1か月の
医療費が1,000万円以上の件数は、前年度より364件増加(対前年度比約20%増)の2,156件で過去最多で
あった(P3参照)

○このような医療費の高額化の最大の要因に薬剤費の高額化が挙げられる。特に近年、新薬創薬のイノベーショ
ンにより、画期的な新薬の保険収載が相次いだことによる。これら医薬品は、必要とする患者に寄与するもの
である。一方で医療費の高額化は一段と進展している。
次頁以降は、本事業で確認された高額レセプト上位の概要について、高額化の要因となっている医薬品の使用
状況の視点から示したものとなっている。なお、各データについては、本事業に交付申請のあったレセプト
(一般レセ:150万円超、特定疾病:100万円超)を集計したものである点に留意されたい
<参考> 令和元年以降に保険収載された高額医薬品(薬価1,000万円以上の品目)
効能・効果

(R5年10月時点)

医薬品名

保険収載

薬価

ゾルゲンスマ点滴静注

令和2年5月

脊髄性筋萎縮症(2歳未満)

ルクスターナ注 0.5mL

令和5年8月

両アレル性RPE65遺伝子変異による遺伝性網膜ジストロフィー

約4,960万円

キムリア点滴静注

令和元年5月

再発又は難治性のCD19陽性のB細胞型急性リンパ芽球性白血病等

約3,265万円

イエスカルタ点滴静注

令和3年4月

再発又は難治性の大細胞型B細胞リンパ腫等

約3,265万円

ブレヤンジ静注

令和3年5月

再発又は難治性の大細胞型B細胞リンパ腫等

約3,265万円

アベクマ点滴静注

令和4年4月

再発又は難治性の多発性骨髄腫

約3,265万円

ステミラック注

令和元年2月

脊髄損傷に伴う神経症候及び機能障害の改善

約1,523万円

約1億6,708万円

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