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【資料1-1】第2期アルコール健康障害対策推進基本計画の令和5年度取組状況(概要) (19 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000202961_00037.html
出典情報 アルコール健康障害対策関係者会議(第30回 10/28)《厚生労働省》
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別添 11

健康に配慮した飲酒に関するガイドライン<概要>
背景

令和6年2月19日公表

○ アルコール健康障害対策基本法に基づく計画の第2期計画(令和3~7年度)において、飲酒に伴うリスクに関する知識の普
及を図るため、国民のそれぞれの状況に応じた適切な飲酒量・飲酒行動の判断に資する「飲酒ガイドライン」を作成することと
されている。

ガイドラインの主な内容

1 アルコールの代謝と飲酒による身体等への影響
(1)アルコールの代謝
・ アルコールの分解には体内の分解酵素が関与しており、体質的に分解酵素のはたらきが弱いと少量の飲酒で体調が悪くなることがある。
(2)飲酒による身体等への影響
・ 飲酒による影響には個人差があり、例えば年齢、性別、体質等の違いによって、それぞれ受ける影響が異なる。
(3)過度な飲酒による影響
・ 過度な飲酒や、飲酒後の行動によって、疾病発症等や行動面のリスクが高まる可能性がある。

2 飲酒量(純アルコール量)
お酒に含まれる純アルコール量に着目して、自分に合った飲酒量を決めて、健康に配慮した飲酒を心がけることが重要。
○純アルコール量は「純アルコール量(g)=摂取量(ml)×アルコール濃度(度数/100)×0.8」で表すことができる。

[参考となる飲酒量(純アルコール量)]
・飲酒量が少ないほど飲酒によるリスクが少なくなるとの報告もある。(世界保健機関(WHO)等)
・例えば、高血圧は少量でも飲酒自体が発症リスクが上がり、大腸がんの場合は、1日当たり約20g程度を超える量の飲酒を続けると発症リスクが上が
るなど、疾病ごとに発症リスクが上がる飲酒量にかかる研究結果を掲載。
・その他、第2期アルコール基本計画等の生活習慣病のリスクを高める量(1日当たり男性40g以上、女性20g以上)を飲酒している者の目標を掲載。

○健康に配慮した飲酒の仕方等について

①自らの飲酒状況等を把握する、②あらかじめ量を決めて飲酒をする、③飲酒前又は飲酒中に食事をとる、④飲酒の合間に水(又は炭酸水)を飲むなど、
アルコールをゆっくり分解・吸収できるようにする、⑤一週間のうち、飲酒をしない日を設ける

3 飲酒に係る留意事項
○重要な禁止事項
・法律違反に当たるもの(酒気帯び運転、20歳未満の飲酒等)
・飲酒を避けることが必要な場合(妊娠中・授乳期中の飲酒等)
○避けるべき飲酒等について
①一時多量飲酒(特に短時間の多量飲酒)、②他人への飲酒の強要等、③不安や不眠を解消するための飲酒、④病気等療養中の飲酒や服薬後の
飲酒、⑤飲酒中又は飲酒後における運動・入浴などの体に負担のかかる行動

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