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参考資料2 高齢者の医薬品適正使用の指針(総論編) (26 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46575.html |
出典情報 | 高齢者医薬品適正使用検討会(第19回 12/11)《厚生労働省》 |
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高齢者においても降圧目標の達成が第一目標である。降圧薬の併用療法において
薬剤数の上限は無いが、
服薬アドヒアランス等を考慮して薬剤数はなるべく少なくする
ことが推奨される。
Ca拮抗薬(アムロジピン[ノルバスク、アムロジン]
、ニフェジピン
[アダラートCR]
、ベニジピン[コニール]
、シルニジピン[アテレック]
など )
、ARB( オルメサルタン[ オルメテック]
、テルミサルタン
[ミカルディス]
、アジルサルタン[アジルバ]など)
、ACE阻害薬
(イミダプリル[タナトリル]
、エナラプリル[レニベース]
、ペリン
ドプリル[コバシル]など)、少量のサイアザイド系利尿薬(トリク
ロルメチアジド[フルイトラン]など)が、心血管疾患予防の観点か
高齢者の特性
を考慮した薬
D.
高血圧
治療薬
剤選択
ら若年者と同様に第一選択薬であるが、高齢患者では合併症により
降圧薬の選択を考慮することも重要である。
α遮断薬(ウラピジル[エブランチル]
、ドキサゾシン[カルデナ
リン]など)は、起立性低血圧、転倒のリスクがあり、高齢者では可能
な限り使用を控える。
β遮断薬(メトプロロール[セロケン]など)の使用は、心不全、
頻脈、労作性狭心症、心筋梗塞後の高齢高血圧患者に対して考慮する。
ACE阻害薬は、誤嚥性肺炎を繰り返す高齢者には誤嚥予防も含めて
有用と考えられる。
サイアザイド系利尿薬の使用は、骨折リスクの高い高齢者で他に
優先すべき降圧薬がない場合に特に考慮する。
投与量、使用
方法に関する
注意
他の薬効群の
薬剤との相互
作用に関する
注意
22
過降圧を予防可能な血圧値の設定は一律にはできないが、低用量
(1/2量)からの投与を開始する他、降圧による臓器虚血症状が出現
した場合や薬物有害事象が出現した場合に降圧薬の減量や中止、変更
を考慮しなければならない。
Ca拮抗薬の多くは主にCYP3Aで代謝されるため、CYP3Aを阻害
する薬剤との併用に十分に注意する。CYPの関与する主な相互作用
は、別表4(p.34)を参照。
薬剤数の上限は無いが、
服薬アドヒアランス等を考慮して薬剤数はなるべく少なくする
ことが推奨される。
Ca拮抗薬(アムロジピン[ノルバスク、アムロジン]
、ニフェジピン
[アダラートCR]
、ベニジピン[コニール]
、シルニジピン[アテレック]
など )
、ARB( オルメサルタン[ オルメテック]
、テルミサルタン
[ミカルディス]
、アジルサルタン[アジルバ]など)
、ACE阻害薬
(イミダプリル[タナトリル]
、エナラプリル[レニベース]
、ペリン
ドプリル[コバシル]など)、少量のサイアザイド系利尿薬(トリク
ロルメチアジド[フルイトラン]など)が、心血管疾患予防の観点か
高齢者の特性
を考慮した薬
D.
高血圧
治療薬
剤選択
ら若年者と同様に第一選択薬であるが、高齢患者では合併症により
降圧薬の選択を考慮することも重要である。
α遮断薬(ウラピジル[エブランチル]
、ドキサゾシン[カルデナ
リン]など)は、起立性低血圧、転倒のリスクがあり、高齢者では可能
な限り使用を控える。
β遮断薬(メトプロロール[セロケン]など)の使用は、心不全、
頻脈、労作性狭心症、心筋梗塞後の高齢高血圧患者に対して考慮する。
ACE阻害薬は、誤嚥性肺炎を繰り返す高齢者には誤嚥予防も含めて
有用と考えられる。
サイアザイド系利尿薬の使用は、骨折リスクの高い高齢者で他に
優先すべき降圧薬がない場合に特に考慮する。
投与量、使用
方法に関する
注意
他の薬効群の
薬剤との相互
作用に関する
注意
22
過降圧を予防可能な血圧値の設定は一律にはできないが、低用量
(1/2量)からの投与を開始する他、降圧による臓器虚血症状が出現
した場合や薬物有害事象が出現した場合に降圧薬の減量や中止、変更
を考慮しなければならない。
Ca拮抗薬の多くは主にCYP3Aで代謝されるため、CYP3Aを阻害
する薬剤との併用に十分に注意する。CYPの関与する主な相互作用
は、別表4(p.34)を参照。