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参考資料2 高齢者の医薬品適正使用の指針(総論編) (28 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46575.html |
出典情報 | 高齢者医薬品適正使用検討会(第19回 12/11)《厚生労働省》 |
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生活習慣の指導に重点を置きつつ薬物治療を考慮する必要がある。
スタチン(ロスバスタチン[クレストール]、アトルバスタチン
[リピトール]
、ピタバスタチン[リバロ]など)投与により、65歳以
上74歳以下の前期高齢者において心血管イベントの一次予防、二次
高齢者の特性
を考慮した薬
剤選択
予防の両者共に有意な低下を認めたため、特に高LDL血症に対して
はスタチンが第一選択薬として推奨される。
75歳以上の後期高齢者では、スタチンによる心血管イベントの
二次予防の有意な低下が認められている一方、一次予防の有効性は
証明されておらず、一次予防目的の使用は推奨されない。
スタチン以外の薬剤については十分なエビデンスがないため、
慎重な投与を要する。
F.
脂質異常症
治療薬
投与量、使用
スタチンの使用においては、
高齢者においても筋肉痛や消化器症状、
方法に関する
糖尿病の新規発症が多いとされており、これらに対する注意が必要
注意
である。
スタチンとフィブラート系薬剤(フェノフィブラート[リピディル、
トライコア]
、ベザフィブラート[ベザトール]
、クリノフィブラート
[リポクリン]
、クロフィブラート)の併用は横紋筋融解症の発症リスク
があり、腎機能低下例には原則併用禁忌である。
他の薬効群の
薬剤との相互
作用に関する
注意
シンバスタチン[リポバス]
、アトルバスタチンは主にCYP3A、
フルバスタチン[ローコール]は主にCYP2C9で代謝されるため、
これらのCYP阻害薬との併用によりスタチンの血中濃度が増加する
可能性があり、その有害作用に注意を要する。CYPの関与する主な
相互作用は、別表4(p.34)を参照。
また、肝取り込みトランスポーターであるOATPを阻害するシク
ロスポリン[ネオーラル]はスタチンの血中濃度を増加させる。特に
ロスバスタチン、ピタバスタチンはシクロスポリンとの併用は禁忌
である。
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スタチン(ロスバスタチン[クレストール]、アトルバスタチン
[リピトール]
、ピタバスタチン[リバロ]など)投与により、65歳以
上74歳以下の前期高齢者において心血管イベントの一次予防、二次
高齢者の特性
を考慮した薬
剤選択
予防の両者共に有意な低下を認めたため、特に高LDL血症に対して
はスタチンが第一選択薬として推奨される。
75歳以上の後期高齢者では、スタチンによる心血管イベントの
二次予防の有意な低下が認められている一方、一次予防の有効性は
証明されておらず、一次予防目的の使用は推奨されない。
スタチン以外の薬剤については十分なエビデンスがないため、
慎重な投与を要する。
F.
脂質異常症
治療薬
投与量、使用
スタチンの使用においては、
高齢者においても筋肉痛や消化器症状、
方法に関する
糖尿病の新規発症が多いとされており、これらに対する注意が必要
注意
である。
スタチンとフィブラート系薬剤(フェノフィブラート[リピディル、
トライコア]
、ベザフィブラート[ベザトール]
、クリノフィブラート
[リポクリン]
、クロフィブラート)の併用は横紋筋融解症の発症リスク
があり、腎機能低下例には原則併用禁忌である。
他の薬効群の
薬剤との相互
作用に関する
注意
シンバスタチン[リポバス]
、アトルバスタチンは主にCYP3A、
フルバスタチン[ローコール]は主にCYP2C9で代謝されるため、
これらのCYP阻害薬との併用によりスタチンの血中濃度が増加する
可能性があり、その有害作用に注意を要する。CYPの関与する主な
相互作用は、別表4(p.34)を参照。
また、肝取り込みトランスポーターであるOATPを阻害するシク
ロスポリン[ネオーラル]はスタチンの血中濃度を増加させる。特に
ロスバスタチン、ピタバスタチンはシクロスポリンとの併用は禁忌
である。
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