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参考資料2_第1~9回の検討会における主なご意見 (36 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47155.html
出典情報 薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会(第11回 12/16)《厚生労働省》
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師が直接駆けつけて助けられているようなケースなど、いわゆる医療の専門職種、介護
関係の職種なども含めてどういう形でサポートができているのか、最終的には、様々な
機能を地域全体として、関係職種全体においてしっかりカバーできるかということが重
要である。この検討会ではあくまでも薬局・薬剤師との関係を検討していくものであり、
特に訪看ステーションとの連携というのが最重要の課題であろうとは思うが、そのほか
の連携も含めて総合的に考えていくということがフェアであり、地域の課題解決がきる
ことはあると思うので、そのように整理できてよいと考える。
18.離島・へき地の医療については二次医療圏で医療が完結していて、例えば1つ大きな医
療機関があればそこで医療として薬剤提供も含めて対応できている、そこの中に薬剤師
が存在するというようなことの中で成立しているところがあり、北海道はこのような対
応がなされているということだと考える。また、東京の島しょ部の場合、どのような状
況かというと、薬の場合にもほとんど困窮しておらず、患者が急変した場合にはほとん
どヘリコプターで運ぶということも含めて、いろいろな想定の中で緊急の場合どうする
のかなど全て組み立てられている。離島・へき地の救急や、島しょ部に行って医療をし
ていた方ではない方がどれだけ話しても、机上の空論となるだけで、実情に合っていな
い話をしても仕方ないと考える。どのような方策を実施しているのか実例を見れば分か
るということなので、その実例をしっかり見て、それを補うために何らかの法的な問題、
それ以上の困窮する状態があれば、どうすればよいのかについて解決していくというこ
とが必要である。現場から発生した問題であれば具体的にここで議論すればよいが、た
だ机上で離島・へき地といって薬剤が単に提供できるかできないか、空間的、時間的な
問題があるのかないのかということを議論しても全く意味がないと思う。
19.机上の空論かもしれないが、無薬局町村だけを何とかすればよいというものではなく、
少なくとも薬剤を提供するためには薬剤師または医師が必要であり、あとは建物、薬が
必要ということだが、薬剤は管理が非常に難しく専門的知識が要るわけであり、薬剤の
提供のために誰かがいればいいというわけではなくて薬剤師が必要だということであれ
ば、薬局はなくても村役場があるなど行政区としてその中心になっているところが必ず
あるはずであり、そこにそれぞれ1名ずつ専門的に薬剤師を国のお金で配置すればよい
のではないか。
20.二次医療圏、一次医療圏だけではなくても医療というのは完結しているわけであり、全
てのところで今、在宅治療ができているが、例えば山の中で孤立している一軒家に1人
が住んでいて、そこで寝たきりになって在宅医療が必要になったときに、果たしてどの
ように対応できるのか。老老介護のような状況になっていたら、ふもとの町に親族が行
って対応して、残された人が孤立している一軒家にいるというのはよくあるパターンで
あり、その人も具合が悪くなればふもとの町に下りていくことになっている。実際、こ
のようなことを医療のことを知らない者が想定しても、一次医療圏ごとにみても医療と
しては意味をなさない。もし一次医療圏ごとに対応するのであれば、国が社会保障、医
療というものにもっとお金を出せばよく、それを出さないでこういうことを工夫しろと
いうこと自体が全く空虚な話である。この検討会を遡ってみれば、実際に困窮する事例
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