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「厚生労働科学特別研究事業「再生医療等安全性確保法におけるリスク分類の見直しに資する調査研究」についての中間報告」 (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47191.html
出典情報 厚生科学審議会 再生医療等評価部会(第101回 12/16)《厚生労働省》
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厚生労働科学特別研究事業

3. リスク分類の見直し
細胞外小胞(Evs)/培養上清
• 世界中でEVsの研究開発が活発化し、EVsの定義も明確化されつつあり、製造法
や品質管理手法も着実に開発されている。
• 諸外国においては、現時点では、EVsを用いた臨床試験では、重篤な有害事象の
報告は確認されていないが、自由診療での敗血症事例等が報告されている。
• iPS細胞や不死化細胞等の遺伝子導入・改変を行なった細胞由来のEVsに特有の
安全性に関する知見は乏しく引き続き評価が必要である。
• EVsや培養上清については、安全性の観点では製造に細胞培養を伴うこと、また
微生物等の混入リスクがあること等、現状の細胞加工物と同等程度のリスクを有
していると考えられる。
• ヒトへの有効性や安全性に対するエビデンスはまだ乏しい中で、一部の自由診療
において「エクソソーム療法」と銘打った治療の実態を懸念する意見が多かった。
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