【論点①－１】
令和７年度における紙のパンフレットとデジタル版教材の配布のあり方
課題
<配布する教材>
⚫ １人１台端末の導入が進む中で、教員向けアンケートでは、紙のパンフレットではなく、PDF等の
データによる配布を望む声がある。デジタル版教材も新たに作成し、その要望には応えられる状況
にある。
⚫ 他方で、紙のパンフレット配布を引き続き求める声 や、１人１台端末はWeb上での検索やスライド
作成に用いて、紙のパンフレットと併用する使い方等も考えられる。
⚫ また、デジタル版教材は令和７年度に初めて配布を開始し、これから学校現場での使用が模索され
る中で、全てをデジタル版教材に切り替えることは、かえって混乱を招く可能性 がある。
<配布する時期>
⚫ 授業時間を確保するために年間授業計画を早期に立てる必要があること等の理由により、教員向け
アンケートにおいても、教材の早期発送を望む声がある。
⚫ 他方で、紙のパンフレットについては、物価高騰等の影響により、印刷や梱包・発送費用が高騰し
ており、予算成立後に最短で調達を行った場合であっても、夏頃の配布とならざるを得ない状況。
ただし、デジタル版教材は調達が発生しないため、すぐに配布が可能。
対応案
○ 令和７年度の教材配布については、学校現場における多様な使い方を担保できるよう、新たにデジ
タル版教材の配布を開始しつつ、紙のパンフレットの配布も継続してはどうか。
○ その上で、令和８年度以降の配布のあり方の検討に資するよう、教員向けアンケートの設問を改訂
し、学校現場における各教材の使い方について、より細かく現場のニーズや状況を確認できるよう
にしてはどうか。
○ 配布時期について、年間授業計画を立てることに資するよう、令和６年度末に送付する事務連絡 に
おいて、紙のパンフレットの発送開始時期の予告のみならず、先行してデジタル版教材を発送して
はどうか。

5