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総-1医薬品・医療機器等の費用対効果評価案について[298KB] (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_49588.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第603回 1/29)《厚生労働省》
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(参考)リットフーロカプセルの費用対効果評価案策定に係る主な検討事項
1. 分析枠組み
分析対象集団
比較対照技術名
その他

(a) 頭部全体の概ね 50%以上に脱毛が認められる成人の円形脱毛症患者
(b) 頭部全体の概ね 50%以上に脱毛が認められる小児の円形脱毛症患者
(a) バリシチニブ
(b) Best supportive care
(該当せず)

2. 分析枠組みに係る専門組織での主な検討事項
(専門組織の見解)
・ 本剤の対象集団は脱毛範囲の広い患者であり、脱毛による心理的影響は大きいと考えられる。
・ 本剤の投与期間については、薬剤を止めると脱毛が再燃するため、通常治療は複数年続けるの
ではないか。
(企業の不服意見)
・ なし
3. 費用対効果評価結果案策定に係る専門組織での主な検討事項
企業分析を踏まえ、公的分析が再分析を行った主な点は以下の通りである。
分析対象集団(b)における 15 歳以降の後治療(バリシチニブ)について
製造販売業者のモデルでは、
分析枠組み上の比較対照技術である Best supportive care(BSC)
が生涯にわたって継続されると仮定している。小児集団においては、成人(15 歳以上)に達する
とバリシチニブが治療選択肢となるが、製造販売業者の分析はこの点の臨床実態を反映してい
ない点で課題がある。この点について公的分析が製造販売業者に照会を行ったところ、製造販売
業者は分析期間を 3 年にすることを提案したが、そのような分析を行った場合にも同様の課題
がある上に、短期の分析期間ではリトレシチニブの費用や効果に対する長期的な影響を十分に
評価できないと考えられた。
したがって公的分析では、比較対照技術群について 15 歳以降はバリシチニブによる治療を受
ける設定での再分析を行った。なお、その際、15 歳以降における両剤の費用をバリシチニブの
薬価に統一し、両剤の薬価に差を設定しないことで、リトレシチニブのバリシチニブに対する
ICER の値を過大推計しない設定を基本分析として採用した。またシナリオ分析として、分析枠
組み上の比較対照技術である BSC が生涯にわたって継続される設定での再分析および分析期間
を 3 年とした場合の再分析を行った。
(製造販売業者の見解)
公的分析の再分析結果に対して製造販売業者から提示された論点は以下のとおりである。
分析対象集団(b)について
分析対象集団(b)小児集団における比較対照技術が「12-14 歳では BSC」

「15 歳以降ではバ
リシチニブ」とする設定は、分析前協議の決定事項と異なると考える。また、リトレシチニブ

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