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資料1  外来機能報告等の施行に向けた検討について (59 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_21763.html
出典情報 第8次医療計画等に関する検討会 外来機能報告等に関するワーキンググループ(第4回 10/20)《厚生労働省》
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「医療資源を重点的に活用する外来を地域で基幹的に担う医療機関」
に関する検討事項への考え方(案)
○ 「医療資源を重点的に活用する外来を地域で基幹的に担う医療機関」における診療科の取扱い
・ 「医療資源を重点的に活用する外来を地域で基幹的に担う医療機関」の明確化については、紹介患者への
外来を基本とするという、当該医療機関の機能を地域の患者が認識しやすくすること等により、患者がまずは
地域の「かかりつけ医機能を担う医療機関」を受診し、必要に応じて紹介を受けて当該医療機関を受診する
とともに、状態が落ち着いたら逆紹介を受けて地域に戻るなど、患者の流れのさらなる円滑化を図るもの。
・ 「医療資源を重点的に活用する外来を地域で基幹的に担う医療機関」の明確化に当たっては、国の示す基
準を参考にして、当該医療機関の意向に基づき、地域の協議の場で確認することにより、地域の実情を踏ま
える仕組みとすることとしており、当該医療機関の意向に反して、強制的に「医療資源を重点的に活用する
外来を地域で基幹的に担う医療機関」となることはない。
・ 外来医療に関するデータや議論の蓄積が少なく、現在のNDBでは診療科ごとのデータ分析には限界がある
中で、患者の分かりやすさの観点から、まずは、「医療資源を重点的に活用する外来を地域で基幹的に担う
医療機関」は、医療機関単位で設定することが適当ではないか。
・ その上で、診療科ごとのデータ分析を行うため、レセプトや外来機能報告における対応など、引き続き改善
策を検討していくことが適当ではないか。
・ また、「医療資源を重点的に活用する外来を地域で基幹的に担う医療機関」のうち、一般病床200床以上の
病院は紹介状がない患者の外来受診時の定額負担の対象となることとされているが、現行の定額負担にお
いては、定額負担の徴収を認められない患者(救急の患者、国の公費負担医療制度の受給対象者など)及び徴収を求めない
ことができる患者(地域に他に当該診療科を標榜する保険医療機関がなく当該保険医療機関が外来診療を実質的に担っているような診療科を受診
する患者、特定健診・がん検診等の結果により精密検査受診の指示を受けた患者など)が定められており、今後、中央社会保険医療協
議会等において「除外要件」の検討が進められる。その際、地域に他に当該診療科を標榜する保険医療機
関がない場合など、患者がまずは地域の「かかりつけ医機能を担う医療機関」を受診し、必要に応じて紹介を
受けて当該医療機関を受診するという受診の流れとならない場合に配慮することが重要ではないか。
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