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2023年度 社会福祉法人の経営状況について (6 ページ)

公開元URL https://www.wam.go.jp/hp/keiei-report-r6/
出典情報 2023年度 社会福祉法人の経営状況について(3/11)《福祉医療機構》
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2024-013

3 年未満の割合が過半を占めるものの、障害主

ポイントとマイナスに転じている。なお、厚生

法人においては半数に満たない。人材確保が難

労働省の雇用動向調査においても、入職率から

しい点は共通していると思われるが、障害主体

離職率を差し引いた「入職超過率」を公表して

法人は比較的入れ替わりが激しくないことがう

いる。直近の 2023 年調査8における「医療・福

かがえる。

祉業」の入職超過率を確認すると 1.4 ポイント

3.2

と、2022 年度から改善していた。一方、直近の

主たる事業別の採用超過率

厚生労働省の介護サービス施設・事業所調査を

保育主体法人の離職率は採用率を上回り、
離職超過に転換

確認してみると、介護職員数が前年度に比べて
2.9 万人減少していた9。国と機構の調査では対

次に、採用率から離職率を差し引いた数値を

象、時点および算出方法が異なるため、図表 6 と

「採用超過率」と定義し、直近 5 か年度でデータ

横並びで比べることはできないが、今後は少子

が揃っており、主たる事業が変わらない法人の

化の影響により、人材確保の環境がより厳しく

推移を確認していく(図表 6)。

なることは間違いない。引き続き人材確保に向

前節で離職率が上昇傾向であることを確認し

けての取り組みが欠かせないだろう。

たが、こうして採用超過率として可視化すると、

3.3

介護・保育・障害の全分野で 0 に近い水準であ

採用超過率推移別の人材確保の状況

採用超過率低下の要因は中堅職員の離職増か

り、人材確保難が深刻であることが確認できる。
介護主体法人については、前年度から横ばい

続いて、直近 2 か年度でデータが揃っている

の△0.3 ポイントであるほか、保育主体法人につ

法人について、採用超過率の推移別に採用と離

いては、前年度から 0.5 ポイント低下し、△0.1

職の状況をみていく。(図表 7)

まず、採用超過率が上昇した区分についてみ
ると、採用については、とくに中途職員の採用

(図表 6)2019~2023 年度 採用超過率の推移
(主たる事業別・同一法人)
3.0
2.5
2.0

イナスであることから、欠員の補充のために採
2.4

用者数を増やした法人が多かったのだろう。離
1.9

職については、就職後の経過年数に関わらず 1.2

1.5
1.3

1.5
1.0

率が上昇している。2022 年度の採用超過率はマ

1.5

注力したことがうかがえる。
0.9

0.5

ポイント低下していたことから、採用と定着に

1.1
0.3
0.3

0.0
△0.5
-0.5

0.4

次に、採用超過率が低下した区分についてみ
0.2

0.1

ると、採用率の低下もさることながら、離職率

△ 0.1
△ 0.3

△ 0.3

が大きく上昇している。当然ではあるが、採用
超過率の低下には、離職率が大きく影響してい

-1.0
2019

2020

2021

介護

保育

2022

2023

ることが確認できる。離職状況に着目すると、
就職後 3 年以上の職員の離職率がもっとも上昇

障害

していることから、2023 年度における離職率の

8 厚生労働省「令和 5 年雇用動向調査結果の概要」
(産業別の入職と離職)

https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/24-2/dl/kekka_gaiyo-02.pdf
9 厚生労働省「介護職員数の推移(令和 5 年 10 月 1 日時点)
」https://www.mhlw.go.jp/content/12004000/001362534.pdf

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