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資料2_医学系研究力の強化について (14 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/124/mext_00015.html |
出典情報 | 今後の医学教育の在り方に関する検討会(第12回 3/21)《文部科学省》 |
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大学病院政策とライフサイエンス政策の両面からの要請
〇 大学病院政策を議論する「今後の医学教育の在り方に関する検討会」とライフサイエンス政策を議論する「ライフ
サイエンス委員会」の両委員会から相次いで提言されており、本事業は、大学病院政策とライフサイエンス政策の
両面の両面からの政策的要請に応じるもの。
今後の医学教育の在り方に関する検討会 第二次中間取りまとめ
○ また、研究者としての自由な発想がより活発になされるよう、組織の垣根を越えた人材の流動性を一定程度確保することが重
要な点に留意する必要があるほか、昨今の医学研究の高度化の状況を踏まえれば、医学分野以外の研究分野との横断的
な研究がより活性化していくことが期待され、その推進のために、他分野の研究者が医学研究に積極的に参入できるような仕
組みづくり等も望まれる。こうした取組も通じ、若手の医師であっても率先して医学研究の新たなフロンティアを開拓し、国内外
の様々な研究者と分野を超えて交流しながら、自身の研究者としてのキャリアを積み上げていくことが望ましい。
○ 医学研究の更なる充実のためには、大学病院の医師の研究時間の確保等を推進するとともに、十分に整った研究環境が必
要となる。国は、各大学の自主性・自律性を尊重しつつ、具体的な支援策を講じていくことを通じて、各大学における研究力の
向上に向けた環境整備の取組や研究に携わる人材の育成を後押ししていくことが必要である。
ライフサイエンス委員会 中間とりまとめ
〇 研究時間の減少については、我が国の医学研究の中核的な機関である大学病院 ・医学部において特に深刻である。医師
である研究者は、教育・研究に加えて診療にも責任を負うとともに、関連病院への派遣等を通じた地域医療への貢献も求めら
れており、研究時間の確保が非常に困難な状況にある。
〇 医師である研究者の研究時間の確保については、研究日・研究時間の設定や、競争的研究費におけるバイアウト制度によ
る診療業務の軽減など、一部の大学病院 ・医学部において取組が見られる。しかし、医師の働き方改革が進められる中、医
師である研究者の研究時間の状況は更に厳しくなることが予測される。
〇 国としては、この状況を打開するため、具体的な支援策を講じていくことが不可欠であり、人材育成や研究力向上に取り組む
大学病院・医学部の取組と、国家戦略上重要な研究に取り組む研究者の取組を一体的に支援するプログラムを創設すること
が必要である。
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〇 大学病院政策を議論する「今後の医学教育の在り方に関する検討会」とライフサイエンス政策を議論する「ライフ
サイエンス委員会」の両委員会から相次いで提言されており、本事業は、大学病院政策とライフサイエンス政策の
両面の両面からの政策的要請に応じるもの。
今後の医学教育の在り方に関する検討会 第二次中間取りまとめ
○ また、研究者としての自由な発想がより活発になされるよう、組織の垣根を越えた人材の流動性を一定程度確保することが重
要な点に留意する必要があるほか、昨今の医学研究の高度化の状況を踏まえれば、医学分野以外の研究分野との横断的
な研究がより活性化していくことが期待され、その推進のために、他分野の研究者が医学研究に積極的に参入できるような仕
組みづくり等も望まれる。こうした取組も通じ、若手の医師であっても率先して医学研究の新たなフロンティアを開拓し、国内外
の様々な研究者と分野を超えて交流しながら、自身の研究者としてのキャリアを積み上げていくことが望ましい。
○ 医学研究の更なる充実のためには、大学病院の医師の研究時間の確保等を推進するとともに、十分に整った研究環境が必
要となる。国は、各大学の自主性・自律性を尊重しつつ、具体的な支援策を講じていくことを通じて、各大学における研究力の
向上に向けた環境整備の取組や研究に携わる人材の育成を後押ししていくことが必要である。
ライフサイエンス委員会 中間とりまとめ
〇 研究時間の減少については、我が国の医学研究の中核的な機関である大学病院 ・医学部において特に深刻である。医師
である研究者は、教育・研究に加えて診療にも責任を負うとともに、関連病院への派遣等を通じた地域医療への貢献も求めら
れており、研究時間の確保が非常に困難な状況にある。
〇 医師である研究者の研究時間の確保については、研究日・研究時間の設定や、競争的研究費におけるバイアウト制度によ
る診療業務の軽減など、一部の大学病院 ・医学部において取組が見られる。しかし、医師の働き方改革が進められる中、医
師である研究者の研究時間の状況は更に厳しくなることが予測される。
〇 国としては、この状況を打開するため、具体的な支援策を講じていくことが不可欠であり、人材育成や研究力向上に取り組む
大学病院・医学部の取組と、国家戦略上重要な研究に取り組む研究者の取組を一体的に支援するプログラムを創設すること
が必要である。
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