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資料3 がん対策に係る主な事業について (23 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25437.html |
出典情報 | がん対策推進協議会(第79回 4/28)《厚生労働省》 |
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がん対策推進総合研究事業
令和4年度予算額
596,042 千円 (令和3年度予算額 596,042 千円)
事業概要(背景・目的)
がん研究については「がん対策推進基本計画」に基づく新たながん研究戦略として文部科学省、厚生労働省、経済産業省の3大臣確認のもと、平
成26年3月に「がん研究10 か年戦略」が策定された。本戦略を踏まえ、がんの根治・予防・共生の観点に立ち、患者・社会と協働するがん研究を念頭
において推進することとし、本研究事業では、がん対策に関するさまざまな政策的課題を解決するため、「がん研究10 か年戦略」で掲げられた「充実
したサバイバーシップを実現する社会の構築をめざした研究領域」と「がん対策の効果的な推進と評価に関する研究領域」の2領域について、介入評
価研究も含めた調査研究等を中心に推進する。また、平成30年に策定された第3期基本計画では、「がん予防」「がん医療の充実」「がんとの共生」を
3つの柱としており、これらのがん対策における横断的な対応が必要とされる基盤として、がん研究を推進する。
令和4年度のポイント
•
現在、整備を進めているがんゲノム医療提供体制に関する政策的な課題を解決するための研究を実施する。また、がん検診の費用対効果の
検証に関する研究等、より適切ながん検診を提供するための研究を推進し、小児・AYA世代がん患者に対する生殖機能温存に関わる心理支援体
制の均てん化と安全な長期検体保管体制の確立を志向した研究を実施する。希少がんのがん対策については、希少がんの医療提供体制の質向
上及び人材育成に資する研究を実施する。
• 新規に、第3期がん対策推進基本計画に基づき、わが国の子宮頸がん検診におけるHPV検査の実現に資する研究 、職域におけるがん検診の
精度向上に資する研究、がん研究における患者・市民参画の標準教育プログラムの開発に資する研究、がん患者の苦痛に対する迅速かつ十分な
緩和ケアの提供と均てん化に資する研究等を推進する。
これまでの成果概要等
・高濃度乳房についてのアンケート調査を行い、その結果をもとにQA集を作成した。
・がん治療成績や妊娠予後を明らかにして、公的助成金制度を実施するためのエビデンスを評価した。また、全国の約半数の自治体が妊孕性温存
に係る費用に関する助成金制度を構築していることから、さらにがん・生殖医療を取り巻く環境の変化から現状における1年間の妊孕性温存療法の
対象となる推定患者数と総額費用の試算を行った。
・患者の年齢や病状に応じた意思決定支援を促進する医療従事者に対する質問促進リストを作成した。また、根治不能進行・再発大腸がん患者を
対象に行った探索的無作為化比較試験の結果、抗がん剤治療中の早い段階から、医療従事者が質問促進リストを用いて医師への質問行動を促進
支援することで、医師の望ましいコミュニケーション行動(質問促進リストで予め整理し患者が望んだ情報を提供する、共感を示すなど)が増加した。
・がん患者の社会復帰や社会協働という観点を踏まえ、がんのリハビリテーション研修の学習目標を設定、研修プログラム見直し、e-learningシステ
ムを開発し、研修マニュアルも作成した。
・アピアランスケアの質の担保と均てん化を図るため、e-learningシステムによる初の医療者向けアピアランスケア教育プログラムを作成した。
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令和4年度予算額
596,042 千円 (令和3年度予算額 596,042 千円)
事業概要(背景・目的)
がん研究については「がん対策推進基本計画」に基づく新たながん研究戦略として文部科学省、厚生労働省、経済産業省の3大臣確認のもと、平
成26年3月に「がん研究10 か年戦略」が策定された。本戦略を踏まえ、がんの根治・予防・共生の観点に立ち、患者・社会と協働するがん研究を念頭
において推進することとし、本研究事業では、がん対策に関するさまざまな政策的課題を解決するため、「がん研究10 か年戦略」で掲げられた「充実
したサバイバーシップを実現する社会の構築をめざした研究領域」と「がん対策の効果的な推進と評価に関する研究領域」の2領域について、介入評
価研究も含めた調査研究等を中心に推進する。また、平成30年に策定された第3期基本計画では、「がん予防」「がん医療の充実」「がんとの共生」を
3つの柱としており、これらのがん対策における横断的な対応が必要とされる基盤として、がん研究を推進する。
令和4年度のポイント
•
現在、整備を進めているがんゲノム医療提供体制に関する政策的な課題を解決するための研究を実施する。また、がん検診の費用対効果の
検証に関する研究等、より適切ながん検診を提供するための研究を推進し、小児・AYA世代がん患者に対する生殖機能温存に関わる心理支援体
制の均てん化と安全な長期検体保管体制の確立を志向した研究を実施する。希少がんのがん対策については、希少がんの医療提供体制の質向
上及び人材育成に資する研究を実施する。
• 新規に、第3期がん対策推進基本計画に基づき、わが国の子宮頸がん検診におけるHPV検査の実現に資する研究 、職域におけるがん検診の
精度向上に資する研究、がん研究における患者・市民参画の標準教育プログラムの開発に資する研究、がん患者の苦痛に対する迅速かつ十分な
緩和ケアの提供と均てん化に資する研究等を推進する。
これまでの成果概要等
・高濃度乳房についてのアンケート調査を行い、その結果をもとにQA集を作成した。
・がん治療成績や妊娠予後を明らかにして、公的助成金制度を実施するためのエビデンスを評価した。また、全国の約半数の自治体が妊孕性温存
に係る費用に関する助成金制度を構築していることから、さらにがん・生殖医療を取り巻く環境の変化から現状における1年間の妊孕性温存療法の
対象となる推定患者数と総額費用の試算を行った。
・患者の年齢や病状に応じた意思決定支援を促進する医療従事者に対する質問促進リストを作成した。また、根治不能進行・再発大腸がん患者を
対象に行った探索的無作為化比較試験の結果、抗がん剤治療中の早い段階から、医療従事者が質問促進リストを用いて医師への質問行動を促進
支援することで、医師の望ましいコミュニケーション行動(質問促進リストで予め整理し患者が望んだ情報を提供する、共感を示すなど)が増加した。
・がん患者の社会復帰や社会協働という観点を踏まえ、がんのリハビリテーション研修の学習目標を設定、研修プログラム見直し、e-learningシステ
ムを開発し、研修マニュアルも作成した。
・アピアランスケアの質の担保と均てん化を図るため、e-learningシステムによる初の医療者向けアピアランスケア教育プログラムを作成した。
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