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○在宅(その4)について-4-1 (34 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00118.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第495回  11/10)《厚生労働省》
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小児の在宅医療に係る課題(小括)

(緊急往診加算について)
・ 医療的ケア児とは、NICU等に長期入院した後、引き続き人工呼吸器や胃瘻等を使用し、たんの吸引や経管栄養などの
医療的ケアが日常的に必要な児童のことを指す。在宅の医療的ケア児の数は全国に約2万人と推計されており、年々増加
してきている。
・ 緊急往診加算については、「往診の結果、急性心筋梗塞、脳血管障害、急性腹症等が予想される場合」に算定できること
とされているが、小児においては、これらの状態には該当しない、「急性の呼吸不全やけいれん」など、成人と違った理由に
より緊急の往診が必要となる場合がある。
(在宅がん医療総合診療料について)
・ 末期のがん患者については、訪問診療に関する基本的な評価が包括された在宅がん医療総合診療料を算定することが
可能である。
・ 小児に対する緩和ケアについて、成人と比較した場合に、「障害がある子どもへのケアに特殊な技術を必要とする」、「関
わるスタッフの精神的負担が大きい」といった指摘がある。
・ 成人と小児で、在宅医療を受けている末期のがん患者の疾患を比較すると、成人では肺癌が最多である一方、小児にお
いては脳腫瘍が最多であった。また、小児においては、成人と比較して、在宅医療を受けている期間が長く、看取りが在宅で
行われる割合も高かった。
・ 医療の内容について、静注用麻薬製剤使用量や輸血量で比較をすると、小児のほうが成人よりも使用量の平均値が大
きかった。

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