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令和2年度 健保組合医療費の動向に関する調査 (1 ページ)

公開元URL https://www.kenporen.com/toukei_data/
出典情報 令和2年度 健保組合医療費の動向に関する調査(6/16)《健康保険組合連合会》
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令和2年度 健保組合医療費の動向に関する調査
令和4年 6 月
健康保険組合連合会
政策部 調査分析グループ
【調査の概要】
本調査は、社会保険診療報酬支払基金「診療報酬等請求内訳書等データ」と健保組
合提供のデータをもとに、令和2年度の健保組合医療費の動向をとりまとめたもので
す。令和2年度は新型コロナ感染拡大による患者の受診控え等の影響を受け、医療費
総額が対前年度比▲4.8%の 2,235 億円減少するなど、令和元年度までとは大きく異な
る動きを示しています(なお、第Ⅰ部「令和2年度健保組合医療費の概況」と第Ⅱ部
「令和2年度医療費の動向:健保連調査」では、集計組合数と診療報酬明細書(レセ
プト)データが異なる点にご留意下さい。詳細は pp.4-6 を参照)。
【調査結果のポイント】
(第Ⅰ部)令和2年度健保組合医療費の概況(1,387 組合)
○ 令和2度の健保組合医療費の総額は 4 兆 4,112 億円で、対前年度比▲4.8%の
2,235 億円の減少となった。
○ 診療区分別にみると、医科入院外が▲6.6%と大きく減少した。次いで、医科入
院:▲5.8%、調剤:▲3.9%となっている。一方、訪問看護療養費は 21.1%の増
加となった。
(第Ⅱ部)令和2年度医療費の動向:健保連調査(1,250 組合)
○ 1人当たり医療費は、本人:14 万 7,636 円、家族:14 万 1,471 円、前期高齢
者:39 万 9,574 円。
○ 1人当たり医療費の伸び率をみると、本人:▲1.9%、家族:▲8.4%、前期高齢
者:▲3.6%となっている。
○ 疾病 19 分類別に 1 人当たり医療費をみると、新生物が 1 万 5,383 円と最も高
く、次いで、内分泌・栄養・代謝疾患:1 万 2,274 円、循環器系疾患:1 万 2,205
円となっている。
○ 疾病 19 分類別1人当たり医療費の伸び率は、呼吸器系疾患が▲34.9%と大きく
減少。次いで、耳・乳様突起疾患:▲17.2%、感染症・寄生虫症:▲16.2%とな
っている。一方、皮膚・皮下組織疾患は 5.8%の増加。次いで、血液・造血器・
免疫障害:4.2%、神経系疾患:3.3%となっている。
○ 疾病 19 分類別に医療費3要素の伸び率をみると、▽受診率:呼吸器系疾患が▲
34.8%の減少、▽1件当たり日数:耳・乳様突起疾患が▲7.4%の減少、▽1日
当たり医療費:耳・乳様突起疾患が 12.7%の増加―となっている。
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