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資料3-10 田中先生提出資料 (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00348.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第89回 6/30)《厚生労働省》
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新型コロナウイルス感染症をめぐる行政の対応についてのスケッチ


新型コロナウイルス感染症をめぐる行政の対応への市民の評価

1)今後の見通しについて不安はあるものの、これまでの取り組みを幅広く振り返り、ポジティブに評価している。
2)対話前はネガティブに評価していた2名は、対話とインターネット調査を通じて、知識を共有し、理解を深めることで、ポジティブな評価へと変化した。



新型コロナウイルス感染症をめぐる行政の対応についての市民的論点

1)今後の見通し

日本はいつごろエンデミックに移行するのか、さまざまな意見がありよくわからないとの意見が多い。

2)情報共有

日常的な感染状況や取り組みについての情報共有に対する評価は高い。

3)ワクチン

ワクチン接種に関するロジスティクスに対する評価は高い。その反面、ワクチンに関する理解は進んでおらず、3回目、4回目の接種について懐疑的な声も

ある。
4)経済支援

助成金などの経済支援については一定の評価がなされているものの、支援対象に対する納得感が持てない者もいる。

5)アルコール消毒

アルコールに対するアレルギーを持つ者に対する社会の理解が進んでいないとの声がある。

6)対応のスピード、感染対策、マスク、行動制限、水際対策、感染者の追跡システム、検査、感染者対応、医療従事者、経済対策、IT化・オンライン化、テレワーク、
差別・偏見、変異種、後遺症、新たな感染症について、いくつかの意見があった。
7)挙げられた論点の中には、すでに解決された問題、改善された項目も少なからず含まれており、知識が更新されていないことが伺える。問題が提起される際のセン
セーショナルな報道と比較して、それが解決されたり、改善されたりした場合の報道は少ないことも原因の一つと考えられる。



インターネット上の情報

「新型コロナウイルスのエンデミックへの移行」、「移動自粛の緩和や、旅行業者に支援する政策」、「感染による後遺症への支援」、「ワクチンの副反応、後遺症」、
「政府が配布した布マスクのメリット、デメリット」、「コロナに便乗した詐欺や悪徳商法」について、参加者が30分程度インターネット調査を実施したところ、公表さ
れている情報について、概ね妥当な調査結果を得ることができた。これらの情報は、市民がアクセス可能な状態にあると考えられる。



マスクの着用に関する市民の意見

1)マスク着用の考え方(第85回(令和4年5月25日)新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード)について、6名のうち4名は知っていたが、2名は知らなかっ
た。
2)どのような状況、場面であれば、マスクの着用が必要ないと思われるかについて、上記の考え方に沿う意見が多かったが、「いつでも必要である」という意見もあっ
た。



何がどう変化すれば、日常が戻ったと感じられるか

1)マスクの着用から解放され、旅行の自由が回復し、飲食店などでの感染対策が軽減されることが、日常の回復を感じる項目として挙げられた。
2)その他、行動制限、新型コロナウイルスの感染症法上の分類、働き方、家庭、消費行動について、幅広く言及があった。

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