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医療機器感染症定期報告感染症別文献一覧表 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190382_00011.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 医療機器・再生医療等製品安全対策部会(令和4年度第1回 7/12)《厚生労働省》
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ID

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感染症(PT)

出典

コンゴ・クリミア出 PLoS Negl Trop Dis.
血熱
15(2021)e0009384

サルモネラ症

サルモネラ症

Preventive Veterinary
Medicine.
184(2020)105132

日本獣医師会雑誌.
74(2021)576-581

新潟県でブタから分離されたS. Rissen について、他地域のブタ由来株、ヒト由来株及び飼料原料由来株
との関連性を検討した。ブタ由来S. Rissen に関しては、新潟県の株と他地域の株は遺伝的に近縁である
ことから、他地域の養豚場に定着したS. Rissen のクローンが、その後、新潟県の養豚場に侵入したと考
えられた。ヒト由来S. Rissen は起源の異なる2グループと考えられ、一つはブタ由来株と遺伝的に近縁で
薬剤耐性パターンがブタ由来株と一致したことから、ヒトのS. Rissen 感染源の一つは保菌ブタ由来のS.
Rissen に汚染された豚肉と考えられた。

Journal of
helminthology.
94(2020)e179

有鉤条虫は脳の最も一般的な寄生虫感染症であり、神経嚢虫症を引き起こし、通常、放し飼いのブタが
いる地方のコミュニティで見られる。ベネズエラの3つの農村地域で、質問票およびコプロロジカル、血清
学的(ヒトおよびブタ血清)分析が行われた。典型的な危険因子として、自由に採餌する養豚、不十分な
衛生状態、野外排便、寄生虫のライフサイクルの無知が挙げられた。コプロロジカル検査により、高レベ
ルの土壌伝播寄生虫が明らかになった。3つの地域コミュニティのそれぞれで2つのT.solium成虫キャリア
が特定された。結論として、これらの地域は条虫症/嚢虫症に対する適切な管理プログラムの推進が推
奨される。

テニア症

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PLoS Negl Trop Dis.
トキソプラズマ症
15(2021)e0009458

ブドウ球菌感染

<研究目的・背景>クリミア・コンゴ出血熱(CCHF)は,マダニを媒介とする重篤なウイルス性人獣共通
感染症である。WHOは、CCHFに対するワクチンや治療薬の開発を優先しているが、現在のところ、世界
的に承認されたCCHFワクチンや抗ウイルス薬はない。ヒトの、クリミア・コンゴ出血熱ウイルス(CCHFV)
感染は、発熱、激しい頭痛、倦怠感の急激な発症に続き、胃腸症状や、場合によっては点状発疹から顕
著な斑状出血、大量出血が見られる。大量の出血、低血液性ショック、多臓器不全により、3~30%の症
例で死に至る。南アフリカにおけるCCHFVは1981年に初めて報告された。初症例が発生した地域のマダ
ニ、ヒツジ、ウシ、国内各地のノウサギの検査から、初症例が認識される少なくとも4年前から、CCHFVが
南アフリカで流行している可能性が示唆された。1981年から2019年の間に、南アフリカでは215例のヒト
の症例が確認され、致死率は25%であった。南アフリカにおけるCCHFVの血清有病率およびヒトへの曝
露に関する研究は限られていることから、本研究では、血清有病率の推定値を更新し、家畜および家畜
労働者のCCHFV感染に関連する要因を評価し、南アフリカでヒトの症例数が多い地域におけるマダニの
CCHFV感染の有病率を推定することを目的とした。<方法>調査地域対象を定めた上で、その地域の
内から無作為に調査対象農場を選択するサンプリング調査を実施した。対象のヒトおよびウシから血液
を採取した他、参加者にアンケートを実施して世帯構成、教育、活動、リスク行動、病状や、農場におけ
るウシの個体数と飼育データを入手した。血液サンプルは、サンドイッチ酵素免疫測定法(S-ELISA)を用
いて抗CCHFV IgGを検査した。<結果・考察>2017~2018年の調査おいて、合計1040人がサンプリング
され、193箇所の農場から469人の労働者または住民、38箇所の診療所から117人の獣医専門家、11の
保護区/事務所から72人の野生生物に関連するスタッフが調査に参加した。さらに、2018年に実施された
調査には、16施設の食肉処理場から382人の労働者が調査に参加した。また、105箇所の農場における
801頭のウシから血清サンプルを収集し、計700頭分のウシ血清中のCCHFVIgGについて検査することが
できた。801頭のウシがイボマダニについて検査され、87箇所の農場の416頭のウシから合計2376匹が
サンプリングされた。本研究結果から、農場労働者の推定血清有病率は3.8%であることが示されたが、
これは1978年から1984年にかけて55箇所の農場から採取したサンプルの調査結果である1.5%
(17/1109)、1986年に実施された本研究と同様の地域の27箇所の農場で採取したデータから報告された
1.3%(6/475)の倍以上の数値である。このことは、過去40年間に確認された感染症例数は減少している
にもかかわらず、CCHFVへのヒトの曝露量が増加していることを示唆している。この血清有病率の推定
値は、南アフリカで過去40年間に報告された215例のCCHFヒト症例と比較してCCHFV感染が数倍であっ
たことを示唆している。この結果からは、感染したヒトの症状が典型例よりも軽症であるために検査を受
けなかったあるいは不顕性感染の可能性のある人が多数含まれている可能性があることが推察され
た。
サルモネラ菌(ST)に対するブタのワクチン接種は、農場レベルでST感染をコントロールし、ヒトへの感染
を減らす方法であると考えられている。ワクチン接種の義務化を実現するためには、ヒトへの感染を効果
的に減少させることの実証、養豚業者の意欲に影響を与える社会経済的な障壁を取り除く、という2つの
主要な問題に対処しなければならない。本研究では、定量的な微生物リスク評価モデルを用いて、さまざ
まなST緩和戦略が、豚ひき肉の生産チェーンにおける人のサルモネラ症の年間有病率に及ぼす影響を
推定した。さらに、定性的研究では、将来の仮想的なワクチン接種プログラムの実施について、養豚部門
の潜在的な懸念事項をリストアップすることを目的とした。ワクチン接種の費用対効果および費用対効果
は、すべての主要インタビュー対象者が懸念事項として挙げた。しかし、定量的な微生物リスク評価モデ
ルに基づけば、ワクチン接種だけでは、ヒトのサルモネラ症の年間有病率を減らすのに十分な効果が得
られない可能性がある。ワクチン接種だけではなく、食肉処理場での介入を中心に、フードチェーンに
沿ったさまざまな対策を組み合わせることが、望ましい目標を達成する上でより効果的である可能性が
ある。

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概要

本研究では、ナイジェリアのベヌエ州で放し飼いで飼育されている食用の鶏、ブタにおけるToxoplasma
gondii(トキソプラズマ)の蔓延状況が調査され、妊婦から採取したサンプルと遺伝子型が比較された。鶏
やブタと妊婦から採取したサンプルは同様のトキソプラズマの遺伝子型を有しており、調査地域における
ヒトへの感染源となる可能性が示唆された。

豚輸送車の運転手は、家畜に関連したメチシリン耐性黄色ブドウ球菌クローン複合体398(LA-MRSA
CC398)のヒトへの感染経路となる可能性があるため、本研究では、豚輸送車の運転手(n=47)のMRSA
有病率を測定するとともに、9人の運転手の鼻腔内細菌叢を1日3回、1週間の勤務中に採取、観察し
(n=113サンプル)、その配偶者(6人の配偶者からn=25サンプル)および89人の非曝露者の鼻腔内細菌
叢と比較した。また、サンプルの一部から分離されたS. aureus(n=232)の全ゲノム配列を決定した。豚輸
送車の運転手の鼻腔内αの多様性は、始業時には非曝露者よりも低く、勤務中は有意に増加した。同
Applied and
様に、豚輸送車の運転手の鼻腔内組成は勤務中に変化し、配偶者や非曝露者の鼻腔内組成とは次第
environmental
に異なっていった。コミュニティ・ステート・タイプ(CST)にクラスタリングすると、朝には黄色ブドウ球菌ま
microbiology.
たはコリネバクテリウム属が優勢なCSTが、勤務中にはサイクロバクター属(Psychrobacter )が優勢な
87(2021)18 e01225-21 CSTに切り替わることがわかった。6人のMRSA保菌者は、午前中はほとんどMRSAが陰性で、鼻腔内細
菌叢は非曝露者と類似していた。日中にMRSAを獲得すると、Psychrobacter 主体のCSTに切り替わっ
た。一方、持続的なMRSA保菌者2名の鼻腔内細菌叢は、ブドウ球菌が優勢であった。結論として、豚輸
送車の運転手の鼻腔内細菌叢は勤務中に劇的な変化を遂げ、ブタと接触する前から非接触者の細菌叢
とは異なることを示した。MRSAを保菌している豚輸送車の運転手は、最終的に地域社会や医療施設に
MRSAを持ち込む可能性がある。しかし、キャリアーダイナミクスによると、ほとんどの豚輸送車の運転手
では、CC398 MRSAは急速に失われ、配偶者への感染を引き起こすことはまれであることがわかった。

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