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参考資料2-3 令和5年度研究事業実施方針(案)【AMED研究】に対する事前のご意見・ご質問及び回答 (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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33 西村委員

女性の健康の包括的 ①女性特有の体調の周期と教育期・就労期における課題も含まれるか。
支援実用化研究事業 ②生理の貧困が社会課題として認識されるようになっており、対応のあり方も研究して欲しい。

34 西村委員

免疫アレルギー疾患 食品製造におけるアレルギー成分の利用が増加している傾向にあり、他国と比較しても多いと考え 食品製造におけるアレルギー成分の利用の実態やその影響の調査については、厚生労働省としての
実用化研究事業
られる。たとえば、製造に必要でない場合においても、主要アレルゲンである卵などの利用がパ 研究の範囲には含まれていないため、頂いた問題意識については関係省庁へ情報提供させていただ
ン、ハム、スパゲティーの麺類などでも利用増加の傾向がみられ、食品製造におけるこうした食材 きます。加えて、そういった政策を実施するか否かを評価する研究については、医療分野の研究の
について、表示に加えて、利用検討も必要ではないか。
うち各種政策に関係する"技術開発"に関係する研究を取り扱うAMED研究事業として適切ではないも
のとも考えております。

35 水澤委員

慢性の痛み解明研究 対象となる疾患と障害にはどのようなものがあり、患者数はそれぞれ何名かといった疫学的実態の ご指摘頂いたような疫学的実態調査については厚生労働科学研究「慢性の痛み政策研究事業」で
事業
基本的情報はあるか。もしあるのだとすれば、それを提示して記載した方が、具体性を持って個別 行っており、AMEDと連携して研究を進めてまいります。
の研究が計画・遂行されると考える。もしないのだとすれば、それをまず明らかにしないといけな
いと考える。

36 水澤委員

肝炎等克服実用化

37 佐藤委員

長寿科学研究開発事 p.138「地域包括ケア体制実現のための医療・介護レセプトを連結した情報基盤の作成とそ

の活用に関する研究」について。個人単位で連結されたビッグデータの潜在可能性は極めて大きい
と考える。令和2年にレセプト連結が可能になり、「開発されたツールの普及が見込まれる」とあ
るが、実績は如何か。研究は緻密だが、多くの自治体では難しすぎて使えないというギャップがあ
ると研究が活きないので、実績をアウトプットに挙げてはどうか。

38 佐藤委員

長寿科学研究開発事 p.138 新規研究課題として推進される「高齢者における要介護状態の発生・進行メカニズム解明を いただいたご指摘を反映できるよう、研究推進事業を進めさせていただく所存です。

目的とするコホート研究」について。変数が多いのでビッグデータが必要と思われる。「介護サー
ビス内容」も変数に入っているが、リハビリなどの医療系サービスだけ抽出するのではなく、高齢
者がどこにいるのか(病院なのか介護施設なのか、どの介護施設なのか、住宅なのか)も変数に入
るようにしてほしい。介護系サービスは医療系サービスに比べてエビデンスが後回しになっている
ため、ケアのエビデンス創出・構築も急務だと思う。

39 飛松委員

長寿科学研究開発事 p.136【事業目標】

1.高齢者に特有の疾患・病態・徴候(例:フレイル、サルコペニア等、以下「疾患等」
という。)のカッコ内例示に「ロコモティブシンドローム」を追記すべき。

40 飛松委員

長寿科学研究開発事 【資料1-2】令和5年度研究事業実施方針(案)【AMED研究】概要のp.80「令和5年度概算要求 本事業においては、看護手技に特化した研究テーマとしており、「高齢者看護ケア」と表現させて

のポイント」及びp.81「高齢者特有の疾患・病態・徴候に対する適切な医療・介護手法の開発」に いただいております。
おいて、「高齢者看護ケア」という言葉があるが、医療場面に特化したということか。それとも
「高齢者介護ケア」の誤記か。

現在、世界的に問題となっている小児の肝障害についての研究も行うべきと考える。

①「(2)新規研究課題として推進するもの」に記載した「女性ホルモンの影響による健康課題の
予防、診断及び治療に資する研究開発」は、ご指摘の内容に対応すると考えます。
②厚生労働省が実施した「『生理の貧困』が女性の心身の健康等に及ぼす影響に関する調査」で
は、生理の貧困が生理中のかぶれやかゆみに影響を与えることが示唆されています。一方、当研究
事業では子宮内膜症、卵巣疾患、月経不順、更年期疾患等を中心としてきたことを踏まえ、生理の
貧困の研究課題をどのように扱うべきか、検討させていただきます。

原因不明の小児急性肝炎については、結核感染症課、難病対策課、移植医療対策推進室、肝炎対策
推進室合同で本年より研究班を立ち上げている状況であり、現状の把握、症例の蓄積を行っている
ところです。

「地域包括ケア体制実現のための医療・介護レセプトを連結した情報基盤の作成とその活用に関す
る研究」においては、市町村レベルで安価にシステムを運用するための環境を開発すると共に、利
用マニュアルと可視化ツールを自治体でご活用いただける体制づくりを行っています。開発された
ツールの普及状況は把握できていません。都道府県・市町村による医療・介護レセプトの分析につ
いては、「保険レセプトデータを用いた死に至るまでの生活活動能力の経時的変化の類型化とその
決定要因の解明」(平成31年~)等においてAMED課題として継続されており、引き続き各種事業等
により支援をしてまいりたいと考えています。また「地域包括ケア体制実現のための医療・介護レ
セプトを連結した情報基盤の作成とその活用に関する研究」は平成29~30年度実施課題であったた
め、記載を修正又は削除させて頂ければと考えております。

「ロコモティブシンドローム」は高齢者における主要な課題の1つととらえていますが、本事業に
おいては主要課題の列挙を控え、広い課題設定としています。フレイル、サルコペニアに重なる重
要な課題にて、「ロコモティブシンドローム」も意識した研究が推進されるよう配慮させていただ
きます。