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参考資料2-3 令和5年度研究事業実施方針(案)【AMED研究】に対する事前のご意見・ご質問及び回答 (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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41 西村委員

長寿科学研究開発事 これまでの研究成果として、高齢者の身体能力・判断能力の低下、孤立などに対する社会的処方の ご指摘の介護予防の取組については、AMEDで開発した技術及び手法等をもとに、厚労科研・老健事

仕組みがモデル事業として実施されているが、有効な事業内容については試行の段階から、規模 業等を組み合わせて社会実装し、地域支援事業等により市町村の取組を支援しております。民間財
的・面的に拡大する方法も検討が必要な段階にあるのではないか。民間の財源を活用したソーシャ 源の活用については、介護予防の取組は各種事業に跨がる横断的分野の内容となるため慎重な検討
ルインパクトボンドなどの活用研究も含めて欲しい。
が必要であると考えており、今後の参考とさせていただきたく存じます。

42 櫻井委員

医工連携・人工知能 精神・神経疾患のAIによる診断技術は各国で急速に開発が進んでおり、どのように差別化するかな ①AI技術の進歩に伴い、AIを利活用した診断技術の研究開発が国内外で進められていますが、
実装研究事業
ど、プログラムの独自性が明確になっていない。
とりわけ精神・神経疾患の分野では客観的・定量的に診断することが難しい領域であり、
研究が開始されたばかりということもあり、アウトカム、アウトプットの設定が他の事業と比べ具 我が国においても、5大疾病の一つである精神疾患について、プログラム医療機器の開発をバラン
体性にかける。
スよく進めて、疾患の克服を目指すことは、喫緊かつ重要な課題であると思慮します。
加えて、(他の事業でも同様ですが)課題の採択にあたり、独創性や新規性・革新性についても評
[質問・意見]資料②P.145 該当プロジェクト名が「ゲノム・データ基盤」のみになっているが、 価基準となっており、科学的・技術的に優位性の高い研究課題が採択されやすい仕組みとなってい
「医療機器・ヘルスケア」プロジェクトにも該当するのではないか。
ます。
②本事業では、研究期間内にプログラム医療機器等の開発を行い、臨床試験の開始を求めるととも
に、望ましくは5年間の研究終了時まで、それが難しい場合は事業終了後においても薬事申請を行
うことを求めているため、そのような内容をアウトカム、アウトプットに記載します。
③基本的には個々の事業あるいは事業の中のテーマはいずれか一つのプロジェクトに位置づけられ
ており、本事業については、データ基盤のみならず、AI開発にあたってのデータの利活用の観点か
ら「ゲノム・データ基盤」のプロジェクトに位置づけられていますが、AMEDにおいて医療機器・ヘ
ルスケアプロジェクトとも連携しながら運営されていると承知しています。

43 櫻井委員

メディカルアーツ研 「日本内視鏡外科学会との連携により1650例の技術認定医試験の手術動画、技術評価点数結果に基 ご指摘の研究班においては、AI自動評価システムを用いたトレーニングで外科医の技術レベルを向
究事業
づくAI自動評価システム構築を行った。」(「資料③後半42ページ」)
上させ、術後合併症発生率の軽減、患者長期予後の改善、在院日数の短縮などの「臨床上の評価」
期待されるアウトプット、アウトカムとして、臨床上の評価(有害事象XX%減)などを導入できない 向上に資する研究と考えます。他方、「期待されるアウトプット、アウトカム」には、「臨床上の
か。
評価」等も含めた研究結果の先にある成果(科学誌への論文掲載、POCの取得、企業等への導出)
を項目として挙げているため、横並びでの導入は困難と考えます。