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6年制課程における薬学部教育の質保証に関するとりまとめ (5 ページ)
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公開元URL | https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/103/toushin/mext_00001.html |
出典情報 | 薬学系人材養成の在り方に関する検討会 とりまとめ(8/23)《文部科学省》 |
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○
薬剤師の地域偏在の解消にあたっては、大学と地方自治体等が連携して対応するこ
とが重要であり、薬剤師の偏在対策に資する地域枠等の定員枠の設定等により、地域
に貢献する意欲のある学生を選抜し、卒後のキャリア形成とつなげていく必要がある。
併せて、各大学において、地方自治体や薬局・病院等と連携し、地域の中高生等に対
して薬剤師の魅力について理解を促進することも有効である。また、国においても、
需給推計を基にした地域における薬剤師の需要見通しの精査や偏在指標の導入、大学
と地方自治体等が連携する卒前・卒後の取組に対する支援を行う必要がある。
(3)教学マネジメントの確立
○ 「2040 年に向けた高等教育のグランドデザイン(答申)」
(平成 30 年 11 月中央教育
審議会)においては、ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッシ
ョン・ポリシー(以下「三つの方針」という)に基づく、体系的で組織的な大学教育
を展開し、その成果を学位を与える課程(プログラム)共通の考え方や尺度に則って
点検・評価を行うことで不断の改善に取り組むこと、学生の学修成果に関する情報や
大学全体の教育成果に関する情報を的確に把握・測定し、教育活動の見直しに適切に
活用することが必要とされており、適切な PDCA サイクルを確立することが求められて
いる。
○
また、「教学マネジメント指針」(令和2年1月中央教育審議会大学分科会)では、
三つの方針が教学マネジメントの確立に当たって最も重要であり、学修者本位の教育
の質の向上を図るための出発点であるとしたうえで、三つの方針に基づき自律的に体
系的かつ組織的な大学教育を展開し、その成果の適切な点検・評価を行い、教育改善
に取り組むことが必要であるとしている。
○
「教学マネジメント指針」では、「三つの方針を通じた教育目標の具体化」のほか、
「教育課程の編成・実施」、「学修成果・教育成果の把握・可視化」、「FD・SD/教
学IR」、「情報の公表」の項目に分けて具体的内容を整理している。本報告において
も、これらの項目に関し、薬学教育において更に対応が必要である事項を次のとおり
整理する。
ア)教育課程・教育方法
○
薬剤師として求められる資質・能力を身に付けるという目標の下、体系的かつ組織
的に薬学教育課程が編成される必要があり、「薬学系人材養成の在り方に関する検討
会」では、「薬学教育モデル・コアカリキュラム」を策定し、学生が卒業までに身に
付けておく学修すべき目標を提示し、教育課程の7割程度を当該モデル・コアカリキ
ュラムを踏まえた編成とすることを目安としている(残り3割程度は各大学が特色あ
る独自のカリキュラムを実施する)
。
○
薬学教育の質保証のためには、薬学教育モデル・コアカリキュラムを踏まえた教育
課程の編成・実施が重要であり、大学においては、今後改訂される当該モデル・コア
5
薬剤師の地域偏在の解消にあたっては、大学と地方自治体等が連携して対応するこ
とが重要であり、薬剤師の偏在対策に資する地域枠等の定員枠の設定等により、地域
に貢献する意欲のある学生を選抜し、卒後のキャリア形成とつなげていく必要がある。
併せて、各大学において、地方自治体や薬局・病院等と連携し、地域の中高生等に対
して薬剤師の魅力について理解を促進することも有効である。また、国においても、
需給推計を基にした地域における薬剤師の需要見通しの精査や偏在指標の導入、大学
と地方自治体等が連携する卒前・卒後の取組に対する支援を行う必要がある。
(3)教学マネジメントの確立
○ 「2040 年に向けた高等教育のグランドデザイン(答申)」
(平成 30 年 11 月中央教育
審議会)においては、ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッシ
ョン・ポリシー(以下「三つの方針」という)に基づく、体系的で組織的な大学教育
を展開し、その成果を学位を与える課程(プログラム)共通の考え方や尺度に則って
点検・評価を行うことで不断の改善に取り組むこと、学生の学修成果に関する情報や
大学全体の教育成果に関する情報を的確に把握・測定し、教育活動の見直しに適切に
活用することが必要とされており、適切な PDCA サイクルを確立することが求められて
いる。
○
また、「教学マネジメント指針」(令和2年1月中央教育審議会大学分科会)では、
三つの方針が教学マネジメントの確立に当たって最も重要であり、学修者本位の教育
の質の向上を図るための出発点であるとしたうえで、三つの方針に基づき自律的に体
系的かつ組織的な大学教育を展開し、その成果の適切な点検・評価を行い、教育改善
に取り組むことが必要であるとしている。
○
「教学マネジメント指針」では、「三つの方針を通じた教育目標の具体化」のほか、
「教育課程の編成・実施」、「学修成果・教育成果の把握・可視化」、「FD・SD/教
学IR」、「情報の公表」の項目に分けて具体的内容を整理している。本報告において
も、これらの項目に関し、薬学教育において更に対応が必要である事項を次のとおり
整理する。
ア)教育課程・教育方法
○
薬剤師として求められる資質・能力を身に付けるという目標の下、体系的かつ組織
的に薬学教育課程が編成される必要があり、「薬学系人材養成の在り方に関する検討
会」では、「薬学教育モデル・コアカリキュラム」を策定し、学生が卒業までに身に
付けておく学修すべき目標を提示し、教育課程の7割程度を当該モデル・コアカリキ
ュラムを踏まえた編成とすることを目安としている(残り3割程度は各大学が特色あ
る独自のカリキュラムを実施する)
。
○
薬学教育の質保証のためには、薬学教育モデル・コアカリキュラムを踏まえた教育
課程の編成・実施が重要であり、大学においては、今後改訂される当該モデル・コア
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