よむ、つかう、まなぶ。
参考資料3 がん対策推進基本計画中間評価報告書(令和4年6月) (38 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27784.html |
出典情報 | がん対策推進協議会(第80回 9/5)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
(進捗状況及び指標測定結果)
小児がん患者とその家族が安心して適切な医療や支援を受けられるよう、全国に
15か所の小児がん拠点病院及び2か所の小児がん中央機関を整備し、診療の一部
集約化と小児がん拠点病院を中心としたネットワークによる診療体制の構築が進め
られている。整備指針の見直しについては、新型コロナウイルス感染症への対応等
により進捗が遅れているが、2022年中に実施するべく、ワーキンググループが発足し
ている。
小児がん患者、AYA世代で発症したがん患者の3年生存率は、それぞれ85%を越
えており、一定の評価ができるが、今後はより長期間の指標で評価をする必要があ
る。
小児がん拠点病院は、「AYA世代への対応の強化」にも重点を置き、AYA世代が
ん患者について、がん診療連携拠点病院等への紹介も含めた適切な医療を提供で
きる体制を構築することとしている。一方で、がん診療連携拠点病院等では、AYA世
代がん患者について治療、就学、就労、生殖機能等に関する状況や希望について確
認し、必要に応じて、対応できる医療機関やがん相談支援センターに紹介することと
して、小児がん拠点病院とがん診療連携拠点病院等とが互いに連携をとりながらAY
A世代がん患者への対応を行えるような体制の構築が進められている。
治療開始前に、生殖機能への影響に関する説明を受けたがん患者・家族の割合
は、成人(40歳未満)、小児のそれぞれで5割を越え、一定の周知はされていると評
価できるものの、更なる改善が求められるものであった。2021年度から、「小児・AYA
世代のがん患者等の妊孕性温存療法研究促進事業」が開始され、有効性等のエビ
デンスの集積も進めつつ、若いがん患者等が希望を持って病気と闘い、将来子ども
を持つことの希望をつなぐ取組の全国展開が図られており、評価できるものとなって
いる。
高齢者のがん対策については、厚生労働科学研究において、高齢者がん診療に
対するがん種共通のガイドラインの策定を行っている。
2015 年
2014 年
2091
小児がん患者の3年生存率
86.7%
87.7%
2092
AYA世代で発症したがん患者の3年生存率
87.8%
87.2%
成人
治療開始前に、生殖機能への影響に関
(40 歳未満)
2093
する説明を受けたがん患者・家族の割合
小児
36
36
2018 年度 2014 年度
52.0%
48.2%
2019 年 53.8%
項目番号 2093 の患者体験調査の対象となる患者は 19 歳以上、小児患者体験調査の対象と
なる患者は 18 歳以下で回答者はその家族等。
35
小児がん患者とその家族が安心して適切な医療や支援を受けられるよう、全国に
15か所の小児がん拠点病院及び2か所の小児がん中央機関を整備し、診療の一部
集約化と小児がん拠点病院を中心としたネットワークによる診療体制の構築が進め
られている。整備指針の見直しについては、新型コロナウイルス感染症への対応等
により進捗が遅れているが、2022年中に実施するべく、ワーキンググループが発足し
ている。
小児がん患者、AYA世代で発症したがん患者の3年生存率は、それぞれ85%を越
えており、一定の評価ができるが、今後はより長期間の指標で評価をする必要があ
る。
小児がん拠点病院は、「AYA世代への対応の強化」にも重点を置き、AYA世代が
ん患者について、がん診療連携拠点病院等への紹介も含めた適切な医療を提供で
きる体制を構築することとしている。一方で、がん診療連携拠点病院等では、AYA世
代がん患者について治療、就学、就労、生殖機能等に関する状況や希望について確
認し、必要に応じて、対応できる医療機関やがん相談支援センターに紹介することと
して、小児がん拠点病院とがん診療連携拠点病院等とが互いに連携をとりながらAY
A世代がん患者への対応を行えるような体制の構築が進められている。
治療開始前に、生殖機能への影響に関する説明を受けたがん患者・家族の割合
は、成人(40歳未満)、小児のそれぞれで5割を越え、一定の周知はされていると評
価できるものの、更なる改善が求められるものであった。2021年度から、「小児・AYA
世代のがん患者等の妊孕性温存療法研究促進事業」が開始され、有効性等のエビ
デンスの集積も進めつつ、若いがん患者等が希望を持って病気と闘い、将来子ども
を持つことの希望をつなぐ取組の全国展開が図られており、評価できるものとなって
いる。
高齢者のがん対策については、厚生労働科学研究において、高齢者がん診療に
対するがん種共通のガイドラインの策定を行っている。
2015 年
2014 年
2091
小児がん患者の3年生存率
86.7%
87.7%
2092
AYA世代で発症したがん患者の3年生存率
87.8%
87.2%
成人
治療開始前に、生殖機能への影響に関
(40 歳未満)
2093
する説明を受けたがん患者・家族の割合
小児
36
36
2018 年度 2014 年度
52.0%
48.2%
2019 年 53.8%
項目番号 2093 の患者体験調査の対象となる患者は 19 歳以上、小児患者体験調査の対象と
なる患者は 18 歳以下で回答者はその家族等。
35