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参考資料9 職域におけるがん検診に関するマニュアル(平成30年3月) (40 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28073.html |
出典情報 | がん対策推進協議会(第82回 9/20)《厚生労働省》 |
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仕様書に明記すべき必要最低限の精度管理項目(肺がん検診)
1. 検査の精度管理
■検診項目
☐ 検診項目は、質問(医師が自ら対面で行う場合は問診)、胸部エックス線検査、及び質問の結果、50 歳
以上で喫煙指数(1 日本数×年数)が 600 以上だった者(過去における喫煙者を含む)への喀痰細胞診
とする ※。
※ 質問は必ずしも対面による聴取で実施する必要はなく、受診者に自記式の質問用紙を記載させるこ
とをもって代えることができる。
■質問(問診)
☐ 質問(問診)では喫煙歴、妊娠の可能性の有無を必ず聴取し、かつ、過去の検診の受診状況等を聴取
する。また最近 6 か月以内の血痰など自覚症状のある場合には、検診ではなくすみやかに専門機関を
受診し、精査を行うように勧める。
■胸部エックス線撮影
☐ 肺がん診断に適格な胸部エックス線撮影、すなわち、放射線科医または肺癌診療に携わる医師による胸
部エックス線の画質の評価と、それに基づく指導を行う 注 1。
☐ 撮影機器の種類(直接・間接撮影、デジタル方式)
、フィルムサイズ、モニタ読影の有無を明らかに
し、日本肺癌学会が定める肺がん検診として適切な撮影機器・撮影方法で撮影する 注 2。またデジタル
撮影の場合、日本肺癌学会が定める画像処理法を用いること 注 2。
☐ 胸部エックス線検査に係る必要な機器及び設備を整備するとともに、機器の日常点検等の管理体制を整
備する。
☐ 集団検診を実施する検診機関は、1 日あたりの実施可能人数を明らかにする ※。
※ 個別検診では不要
☐ 事前に胸部エックス線写真撮影を行う診療放射線技師に対して指示をする責任医師、及び緊急時や必要
時に対応する医師などを明示した計画書を作成し、市区町村に提出する ※。
※ 個別検診では不要。また集団検診においても、医師立ち合いの下で撮影している場合や、医師が撮
影している場合は不要。
☐ 緊急時や必要時に医師に連絡できる体制を整備する ※。
※ 個別検診では不要。また集団検診においても、医師立ち合いの下で撮影している場合や、医師が撮
影している場合は不要。
☐ 胸部エックス線写真撮影時や緊急時のマニュアルを整備する ※。
※ 個別検診では不要。また集団検診においても、医師立ち合いの下で撮影している場合や、医師が撮
影している場合は不要。
☐ 検診に従事する診療放射線技師が必要な教育・研修を受ける機会を確保する ※。
※ 個別検診では不要。また集団検診においても、医師立ち合いの下で撮影している場合や、医師が撮
影している場合は不要。
■胸部エックス線読影
解説:外部(地域の読影委員会等)に読影を委託している場合は、委託先の状況を確認する。
☐ 読影の際は、2 名以上の医師によって読影し、うち一人は肺癌診療に携わる医師もしくは放射線科の医
師を含める。
☐ 2 名のうちどちらかが「要比較読影」としたもの ※は、過去に撮影した胸部エックス線写真と比較読影
する。
※ 二重読影の結果、
「肺がん検診の手引き」
(日本肺癌学会肺がん検診委員会編)の「肺がん検診にお
ける胸部X線検査の判定基準と指導区分」の「d」
「e」に該当するもの
☐ 比較読影の方法は、「読影委員会等を設置して読影する(あるいは読影委員会等に委託する)」、
「二重読
影を行った医師がそれぞれ読影する」、
「二重読影を行った医師のうち指導的立場の医師が読影する」の
いずれかにより行う。
☐ 読影結果の判定は「肺がん検診の手引き」
(日本肺癌学会肺がん検診委員会編)の「肺がん検診におけ
る胸部X線検査の判定基準と指導区分」によって行う。
※地域保健・健康増進事業報告の要精検者は E 判定のみである。
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1. 検査の精度管理
■検診項目
☐ 検診項目は、質問(医師が自ら対面で行う場合は問診)、胸部エックス線検査、及び質問の結果、50 歳
以上で喫煙指数(1 日本数×年数)が 600 以上だった者(過去における喫煙者を含む)への喀痰細胞診
とする ※。
※ 質問は必ずしも対面による聴取で実施する必要はなく、受診者に自記式の質問用紙を記載させるこ
とをもって代えることができる。
■質問(問診)
☐ 質問(問診)では喫煙歴、妊娠の可能性の有無を必ず聴取し、かつ、過去の検診の受診状況等を聴取
する。また最近 6 か月以内の血痰など自覚症状のある場合には、検診ではなくすみやかに専門機関を
受診し、精査を行うように勧める。
■胸部エックス線撮影
☐ 肺がん診断に適格な胸部エックス線撮影、すなわち、放射線科医または肺癌診療に携わる医師による胸
部エックス線の画質の評価と、それに基づく指導を行う 注 1。
☐ 撮影機器の種類(直接・間接撮影、デジタル方式)
、フィルムサイズ、モニタ読影の有無を明らかに
し、日本肺癌学会が定める肺がん検診として適切な撮影機器・撮影方法で撮影する 注 2。またデジタル
撮影の場合、日本肺癌学会が定める画像処理法を用いること 注 2。
☐ 胸部エックス線検査に係る必要な機器及び設備を整備するとともに、機器の日常点検等の管理体制を整
備する。
☐ 集団検診を実施する検診機関は、1 日あたりの実施可能人数を明らかにする ※。
※ 個別検診では不要
☐ 事前に胸部エックス線写真撮影を行う診療放射線技師に対して指示をする責任医師、及び緊急時や必要
時に対応する医師などを明示した計画書を作成し、市区町村に提出する ※。
※ 個別検診では不要。また集団検診においても、医師立ち合いの下で撮影している場合や、医師が撮
影している場合は不要。
☐ 緊急時や必要時に医師に連絡できる体制を整備する ※。
※ 個別検診では不要。また集団検診においても、医師立ち合いの下で撮影している場合や、医師が撮
影している場合は不要。
☐ 胸部エックス線写真撮影時や緊急時のマニュアルを整備する ※。
※ 個別検診では不要。また集団検診においても、医師立ち合いの下で撮影している場合や、医師が撮
影している場合は不要。
☐ 検診に従事する診療放射線技師が必要な教育・研修を受ける機会を確保する ※。
※ 個別検診では不要。また集団検診においても、医師立ち合いの下で撮影している場合や、医師が撮
影している場合は不要。
■胸部エックス線読影
解説:外部(地域の読影委員会等)に読影を委託している場合は、委託先の状況を確認する。
☐ 読影の際は、2 名以上の医師によって読影し、うち一人は肺癌診療に携わる医師もしくは放射線科の医
師を含める。
☐ 2 名のうちどちらかが「要比較読影」としたもの ※は、過去に撮影した胸部エックス線写真と比較読影
する。
※ 二重読影の結果、
「肺がん検診の手引き」
(日本肺癌学会肺がん検診委員会編)の「肺がん検診にお
ける胸部X線検査の判定基準と指導区分」の「d」
「e」に該当するもの
☐ 比較読影の方法は、「読影委員会等を設置して読影する(あるいは読影委員会等に委託する)」、
「二重読
影を行った医師がそれぞれ読影する」、
「二重読影を行った医師のうち指導的立場の医師が読影する」の
いずれかにより行う。
☐ 読影結果の判定は「肺がん検診の手引き」
(日本肺癌学会肺がん検診委員会編)の「肺がん検診におけ
る胸部X線検査の判定基準と指導区分」によって行う。
※地域保健・健康増進事業報告の要精検者は E 判定のみである。
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