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資料2 協会けんぽにおけるインセンティブ制度の見直しについて (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23434.html
出典情報 保険者による健診・保健指導等に関する検討会(第44回 1/19)《厚生労働省》
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参考①
具体的な見直し(案)に関して第112回運営委員会(令和3年9月16日開催)で出されたご意見


各指標について、実績と伸び率のどちらに大きなウエイトを置くべきかについては、一義的に明確な解はない。また、ウエイト
を変えてしまうと、現行基準より不利となる支部が必ず出てくる。このような中で必要となるのは、見直しの哲学を皆が共有する
ことであると考える。私の理解では、インセンティブ制度を導入している目的は、協会けんぽ全体の底上げ、各支部間の取組の均
てん化にあると思っている。このような考え方に基づくと、支部間の格差がとりわけ大きく、その均てん化を図る必要性がある指
標については伸び率にウエイトを置き、ある程度ならされた指標については実績にウエイトを置く、という考え方が馴染むと考え
ている。また、現在の5つの指標のPDCAサイクルを回して、最終的には次に実現しなければならない政策指標に入れ替えていく
ことも同時に考えなければならない。今回の見直し案は、全体の均てん化に資するように、伸び率にウエイトを置くものが多いの
で、全体の底上げと均てん化を目指してこのようなことをやっているんだ、という考え方を支部に浸透させると、より理解を得ら
れやすいのではないか。



見直し案は、医療費適正化に重点を置きすぎている印象がある。今後、色々な研究が出てきて、特定健診・特定保健指導の医療
費適正化効果が、期待したものよりかなり低いという結果になった場合に、協会けんぽとしてインセンティブ制度に関して説明が
難しくなってくることが懸念される。そういう意味で、PDCAサイクルを回して定期的・恒常的に見直していくということを、本
部から支部、そして支部から加入者・事業主に説明しておいたほうがよいのではないか。



実績と伸び率のどちらかに偏ってしまうと、現状から考えて不利な状況が生じてしまうケースがある。伸び率を重視したい気持
ちはあるが、5:5が妥当ではないか。



指標1、指標2について、加入者数の規模・増加幅に左右されにくい「実施件数の前年度上昇率」の評価割合を高くすることは
有効であると考える。ジェネリック医薬品については、医療給付費に係る部分とダブルカウントになるとの指摘があるが、インセ
ンティブ制度の中で、ジェネリック医薬品の指標は支部が一丸となって取り組みやすいものと考えているので、将来的に評価割合
を落としながらも、指標としては残し、取組を継続すべきではないか。他の指標についても、支部が一丸となって取り組むことが
できるようなものを考えてほしい。減算対象支部の拡大又は縮小については、支部とよく話し合ってほしい。

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