海外からの流入人口が増加し、国内では年内に社会活動が
著しく活性化する。

年明けの大規模流

・年末は比較的低いレベルの流行が続

・ウイルス要因

行

き、年明け以降に流行が立ち上がり、第
新たなオミクロン株の亜系統あるいは新規変異ウイルスが流

7 波を上回る規模の流行が発生する。

行する。感染・伝播性は BA.５に対して優越し、獲得免疫
・第 7 波を上回る規模の入院患者、重

から逃避する能力を有する。重症度は BA.5 相当かそれを

症者が発生し、地域によって医療が逼迫

上回る。

する状態となる。
・免疫要因
第７波までに自然感染とワクチンにより獲得した免疫による
感染防御、重症化防御の効果がゆっくりと減弱する。2 価ワ
クチンの追加接種は一定程度進むが、接種しても流行ウイル
スに対する感染防御、重症化に対する有効性が十分ではな
い。
・社会的要因
海外からの流入人口が増加し、国内では年末年始に社会
活動が著しく活性化する。

表２．季節性インフルエンザの 2022 年 10 月から半年間の見通し
シナリオ

概要

想定される要因

9