よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


最終評価報告書 第1章 (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28410.html
出典情報 健康日本21(第二次)最終評価報告書を公表します(10/11)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

第1章 はじめに
Ⅰ 健康⽇本 21(第⼆次)の策定の趣旨・経過
⽇本では急速な少⼦⾼齢化や⽣活習慣の変化に伴う疾病構造の変化により、疾病全体に占め
るがん、虚⾎性⼼疾患、脳⾎管疾患、糖尿病等の⽣活習慣病の割合が増加し、国⺠医療費に占
めるこれら⽣活習慣病に係る医療費の割合は約3割となっている。
平成 12(2000)年度より、国は⽣活習慣病やその原因となる⽣活習慣の改善等に関する課
題について⽬標等を選定し、国⺠が主体的に取り組める新たな国⺠健康づくり運動として「21 世紀
における国⺠健康づくり運動(健康⽇本 21)」(以下「健康⽇本 21」という。)を開始した。
健康⽇本 21 の計画期間(平成 12(2000)年度〜平成 24(2012)年度))の終了時
に最終評価を⾏い、最終評価において提起された課題等を踏まえ、その後に続く健康づくり対策の推
進に反映させることとした。その検討過程で、近年の社会経済変化とともに、急激な少⼦⾼齢化が進
む中で、10 年後の⽇本の⽬指す姿を「全ての国⺠が共に⽀え合い、健康で幸せに暮らせる社会」と
し、「⽬指す姿」の実現に向けて平成 25(2013)年4⽉より「21 世紀における第⼆次国⺠健康
づくり運動(健康⽇本 21(第⼆次))」(以下「健康⽇本 21(第⼆次)」という。)を開始した。
健康⽇本 21(第⼆次)においては、個⼈の⽣活習慣の改善及び個⼈を取り巻く社会環境の改
善を通じて、⽣活習慣病の発症予防・重症化予防を図るとともに、社会⽣活機能低下の低減による
⽣活の質の向上を図り、また、健康のための資源へのアクセスの改善と公平性の確保を図るとともに、
社会参加の機会の増加による社会環境の質の向上を図り、結果として健康寿命の延伸・健康格差
の縮⼩を実現するという考えのもと、以下の5つの基本的な⽅向を定めた(図表Ⅰ-1)。
1 健康寿命の延伸と健康格差の縮⼩
2 ⽣活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底(NCDの予防)
3 社会⽣活を営むために必要な機能の維持及び向上
4 健康を⽀え、守るための社会環境の整備
5 栄養・⾷⽣活、⾝体活動・運動、休養、飲酒、喫煙及び⻭・⼝腔の健康に関する⽣活習
慣及び社会環境の改善

第1章 Ⅰ

1