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04【資料2】沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン(DTaP)を含む混合ワクチン等の接種スケジュールの前倒しについて (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29181.html
出典情報 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会(第41回 11/18)《厚生労働省》
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DTaP-IPVの接種開始月齢の前倒し(生後2か月)についての議論のまとめ
百日せきによる乳児の重症化予防の観点から、本対応案により、追加の接種を必要とせず、最もリスクが
高い、生後6か月未満の乳児の罹患と重症化を減少させることが期待できる。
使用できる薬剤

DTaP-IPV(製造販売承認上、使用可能)

安全性・有効性

現在開発中(製造販売承認の申請中)の5種混合(DTaP-IPV-Hib)の臨床試験において、DTaPIPVを生後2か月で開始した場合の安全性・有効性が確認されている。

得られると考えられ
る免疫保有の状況

・乳児の免疫保有が1か月程度前倒しになると考えられる。
・その他の世代の免疫保有への影響はほとんどない。

乳児に期待できる
効果

乳児の患者100人程度の減少効果
・1回の接種で15-20%の罹患を防御できるとされる。Plotkin‘s Vaccines, 7th editionより
・接種月齢を1ヶ月前倒し、2か月より開始することで、各月齢の患者数が減少する可能性がある。
・例えば、生後2か月の患者数が現在の生後3か月の患者数に、生後3か月の患者数が生後4か月
の患者数に・・・と順に減少すれば、減少する患者数の合計は1 00 人程度(下図★部分)に相当する。
150

6か月未満症例の月齢別報告数(ワクチン接種歴別)
(2018第1週~第52週) (n=530)

記載なし
接種歴不明

100

接種回数不明



数 50

3回
2回
1回

0
0

1

2

月齢

3

4

5



現在の接種開始月齢
候補となる接種開始月齢

費用

追加費用は発生しない

その他

今後の5種混合導入時には、ヒブワクチンの接種時期との整合の観点からも議論が必要。

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