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04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (4 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1021348/1022682.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第108回 12/1)《東京都》
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モニタリング項目

グラフ
①−5

12 月 1 日 第 108 回モニタリング会議のコメント
第 6 波以降、新規陽性者数の 7 日間平均が最も少なかった 6 月 14 日を起点とし、11 月 20 日までに都に報
告があった新規の集団発生事例は、福祉施設(高齢者施設・保育所等)2,438 件、学校・教育施設(幼稚園・学
校等)110 件、医療機関 323 件であった。
【コメント】
今週も複数の高齢者施設や医療機関等で、施設内感染の発生が報告されており、基本的な感染防止対策を継

① 新規陽性者数

続する必要がある。医療・介護従事者が欠勤せざるを得ないことも、施設運営に影響を与える。高齢者施設や医
療機関等での感染拡大に警戒が必要である。
①−6

都内の医療機関から報告された新規陽性者数の保健所区域別の分布を人口 10 万人当たりで見ると、都内全
域に感染が広がり、特に、区部の中心部が高い値となっている。


② #7119 における
発熱等相談件数

#7119 の増加は、感染拡大の予兆の指標の1つとしてモニタリングしてきた。都が令和 2 年 10 月 30 日に発
熱相談センターを設置した後は、その相談件数の推移と合わせて相談需要の指標として解析している。

(1) #7119 における発熱等相談件数の 7 日間平均は、前回の 87.7 件/日から、11 月 30 日時点で 103.1 件/日に増
加した。また、小児の発熱等相談件数の 7 日間平均は、前回の 29.3 件/日から、11 月 30 日時点で 30.1 件/日
となった。
(2) 都の発熱相談センターにおける相談件数の 7 日間平均は、前回の約 2,512 件/日から、11 月 30 日時点で約
3,304 件/日に増加した。
【コメント】
#7119 における発熱等相談件数及び都の発熱相談センターにおける相談件数は、高い値のまま増加した。季
節性インフルエンザと新型コロナウイルス感染症との同時流行も念頭に、過去最大規模の発熱患者が発生する
ことを想定して、都は、発熱相談を土日・祝日を含め、毎日 24 時間受け付ける発熱相談センターの回線数を、
700 回線から最大 1,000 回線に増強し、体制強化を図っている。
PCR 検査・抗原検査(以下「PCR 検査等」という。
)の陽性率は、感染状況をとらえる指標として、モニタリ

③ 検査の陽性率

ングしている。なお、抗原定性検査キット等による自己検査で陽性となり、東京都陽性者登録センターへ登録

(PCR・抗原)

した方は、陽性率の計算に含まれていない。


行政検査における 7 日間平均の PCR 検査等の陽性率は、前回の 33.9%から、11 月 30 日時点で 37.2%となっ
た。また、7 日間平均の PCR 検査等の人数は、前回の約 13,067 人/日から、11 月 30 日時点で約 15,305 人/日と
-4-