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04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (7 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1021348/1022682.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第108回 12/1)《東京都》
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モニタリング項目

グラフ

12 月 1 日 第 108 回モニタリング会議のコメント
に占める割合は前回の 11.0%から 10.7%となった。
(3) 今週新たに⼊院した患者数は、先週の 1,279 人から 1,337 人となった。また、⼊院率は 1.8%(1,337 人/今週
の新規陽性者数 73,860 人)であった。
(4) 都は、感染拡大の状況を踏まえ、軽症・中等症用の病床確保レベルをレベル 1(5,283 床)からレベル 2
(7,262 床)へ引き上げることを各医療機関に要請(重症者用病床はレベル 1(420 床)を維持)しており、
11 月 30 日時点で、新型コロナウイルス感染症のために確保を要請した病床の使用率は、前回の 35.6%から
40.3%となった。また、即応病床数は 5,005 床、即応病床数に対する病床使用率は 61.3%となっている。
【コメント】
ア)⼊院患者数は、3 週間で 2,000 人台から 3,000 人台に増加した。今後の外来や⼊院の患者数の増加を見据え、
「外来医療体制整備計画」を策定するとともに、⼊院や宿泊療養の確保レベルを引き上げた。東京都医師会等
と綿密に連携しながら、外来を含めた医療提供体制を更に強化する必要がある。
イ)感染拡大に伴い、医療機関で、従事者が就業制限を受ける例が見られている。本人や家族が感染者や濃厚接
触者となり、就業制限を受ける医療従事者等が再び多数発生すれば、病床が空いていても、マンパワー不足で
患者の受⼊れができなくなり、通常の医療も含めた医療提供体制に影響が生じる可能性がある。
ウ)⼊院調整本部への調整依頼件数は、11 月 30 日時点で 374 件に増加した。高齢者や併存症を有する者など、

⑤ ⼊院患者数

⼊院調整が難航する事例が生じている。
⑤−2

11 月 30 日時点で、⼊院患者の年代別割合は、80 代が最も多く全体の約 35%を占め、次いで 70 代が約 21%
であった。
【コメント】
ア)⼊院患者のうち重症化リスクが高い 60 代以上の高齢者の割合は、約 83%と高い値のまま推移しており、体
制強化を図るとともに、今後の動向を注視する必要がある。
イ)都では、
「要介護 5」の方の受⼊れや救急要請にも対応する高齢者等医療支援型施設を新たに 4 施設開設し、
重症化リスクの高い高齢者の療養体制を強化している。また、酸素・医療提供ステーションにおける患者の受
⼊れを、従前の「要介護 1 まで」から「要介護 2 まで」へ対象を拡大している。

⑤−3

(1) 11 月 30 日時点で、検査陽性者の全療養者のうち、⼊院患者数は 3,066 人(前回は 2,698 人)
、宿泊療養者数
は 2,406 人(同 2,198 人)であった。
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