背

景 ①

昨年度の「第2回血液事業部会献血推進調査会（令和3年10
月29日開催）」において、新型コロナウイルス感染症に伴う
輸血用血液製剤の需要は影響なく推移していることを検証
結果で報告している。
一方、献血血液の確保については、大きな影響を受け、
企業・学域等、テレワークやオンライン授業の推奨によ
り、移動採血による献血中止が相次ぎ、計画通りの配車が
困難な状況であった。
なかでも、学域献血の中止により、10代・20代の献血協
力者数は大きく減少することとなった。
特に、首都圏は大きな影響を受け、安定的な献血血液の
確保が厳しい状況であった。
以上の背景から献血者の動向を分析し、2035年度を見据
えた献血者シミュレーションの検証を行うこととした。
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