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資料3-3―② 西浦先生提出資料 (7 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00395.html |
出典情報 | 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード (第110回 12/14)《厚生労働省》 |
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ものと思われる:
(a) 臨床経過をより重視し、その詳細を加味することが可能な死亡届け出システムを考案
する
(b) 死亡者に関するサンプル調査として感染の有無について COVID-19 を疑わない者も
含めて実施する
(c) 超過リスクのデータを利用して致死率推定を実施することを疫学的な仕組みとして
実装する
(d) 感染者の死亡データと超過死亡データなどの情報を駆使して観察・未観察の両方の情
報を利用した致死率推定の仕組みを作る
現時点では、残念ながら超過死亡のデータから、未観察の致死率と関連死について分離をし
て単純計算することはできない(今後、その推定の仕組みは作り上げることができるかも知
れない)
。しかし、少なくとも、観察情報のみに頼る場合は常に過小評価の可能性があり、
特に超過死亡者数が積み上げられて人口レベルの流行インパクトが看過できない規模であ
る場合にはデータ生成過程に関して細心の注意を払いつつ致死率の計算について議論する
ことが求められる。
参考文献
1. 静 岡 県 健 康 福 祉 部 新 型 コ ロ ナ 対 策 企 画 課 & 推 進 課 、 2022 年 11 月 1 日
http://www.pref.shizuoka.jp/kousei/ko-420a/kansen/documents/25_siryou1.pdf
2. 大阪府健康医療部長 藤井 睦子. 感染症法上の分類見直し検討について. 令和 4 年 12
月 7 日開催第 109 回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード 資料 3-7
-②、https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001021510.pdf
3. 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議. 第 7 波における新型コロナウイ
ルスの致死率(東京都). 令和 4 年 10 月 27 日.
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/022/3
94/20221027_10.pdf
4. Ma J, van den Driessche P. Case fatality proportion. Bull Math Biol. 2008;70(1):118-33.
5. Hayashi K, Nishiura H. Time-dependent risk of COVID-19 death with overwhelmed
health-care capacity in Japan, 2020–2022. BMC Infect Dis 2022;22:933.
https://doi.org/10.1186/s12879-022-07929-8
6. Knight R, Walker V, Ip S, Cooper JA, Bolton T, Keene S, Denholm R, Akbari A,
Abbasizanjani H, Torabi F, Omigie E, Hollings S, North TL, Toms R, Jiang X,
Angelantonio ED, Denaxas S, Thygesen JH, Tomlinson C, Bray B, Smith CJ, Barber M,
Khunti K, Davey Smith G, Chaturvedi N, Sudlow C, Whiteley WN, Wood AM, Sterne
JAC; CVD-COVID-UK/COVID-IMPACT Consortium and the Longitudinal Health and
Wellbeing COVID-19 National Core Study. Association of COVID-19 With Major
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(a) 臨床経過をより重視し、その詳細を加味することが可能な死亡届け出システムを考案
する
(b) 死亡者に関するサンプル調査として感染の有無について COVID-19 を疑わない者も
含めて実施する
(c) 超過リスクのデータを利用して致死率推定を実施することを疫学的な仕組みとして
実装する
(d) 感染者の死亡データと超過死亡データなどの情報を駆使して観察・未観察の両方の情
報を利用した致死率推定の仕組みを作る
現時点では、残念ながら超過死亡のデータから、未観察の致死率と関連死について分離をし
て単純計算することはできない(今後、その推定の仕組みは作り上げることができるかも知
れない)
。しかし、少なくとも、観察情報のみに頼る場合は常に過小評価の可能性があり、
特に超過死亡者数が積み上げられて人口レベルの流行インパクトが看過できない規模であ
る場合にはデータ生成過程に関して細心の注意を払いつつ致死率の計算について議論する
ことが求められる。
参考文献
1. 静 岡 県 健 康 福 祉 部 新 型 コ ロ ナ 対 策 企 画 課 & 推 進 課 、 2022 年 11 月 1 日
http://www.pref.shizuoka.jp/kousei/ko-420a/kansen/documents/25_siryou1.pdf
2. 大阪府健康医療部長 藤井 睦子. 感染症法上の分類見直し検討について. 令和 4 年 12
月 7 日開催第 109 回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード 資料 3-7
-②、https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001021510.pdf
3. 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議. 第 7 波における新型コロナウイ
ルスの致死率(東京都). 令和 4 年 10 月 27 日.
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/022/3
94/20221027_10.pdf
4. Ma J, van den Driessche P. Case fatality proportion. Bull Math Biol. 2008;70(1):118-33.
5. Hayashi K, Nishiura H. Time-dependent risk of COVID-19 death with overwhelmed
health-care capacity in Japan, 2020–2022. BMC Infect Dis 2022;22:933.
https://doi.org/10.1186/s12879-022-07929-8
6. Knight R, Walker V, Ip S, Cooper JA, Bolton T, Keene S, Denholm R, Akbari A,
Abbasizanjani H, Torabi F, Omigie E, Hollings S, North TL, Toms R, Jiang X,
Angelantonio ED, Denaxas S, Thygesen JH, Tomlinson C, Bray B, Smith CJ, Barber M,
Khunti K, Davey Smith G, Chaturvedi N, Sudlow C, Whiteley WN, Wood AM, Sterne
JAC; CVD-COVID-UK/COVID-IMPACT Consortium and the Longitudinal Health and
Wellbeing COVID-19 National Core Study. Association of COVID-19 With Major
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