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2021年度(令和3年度)社会福祉法人の経営状況について (3 ページ)

公開元URL https://www.wam.go.jp/hp/keiei-report-r4/
出典情報 2021年度(令和3年度)社会福祉法人の経営状況について(1/17)《福祉医療機構》
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2022-007

(図表 3)2021 年度の収支状況(黒字・赤字別)

サービス活動収益を 20%単位で区切って収


黒字
-赤字

益規模別の経営状況を確認した(図表 4)


黒字
n=5,737

赤字
n=2,614

125.5

109.5

16.0

り人件費は上昇している。規模が大きいほど、

サービス活動収益 千円

774,943

645,163

129,780

介護保険事業収益の割合が高くなる傾向にある

サービス活動費用 千円

737,617

667,875

69,742

ことを踏まえると、入所系のサービスを実施す

サービス活動増減
千円
差額

37,326

△22,712

60,038

る法人が多く、配置が必要な専門職員が増える

区分

単位

従事者数



規模が大きくなるにつれて、従事者 1 人当た

ことなどが要因と考えられる。

人件費率



66.1

70.5

△4.3

経費率



23.3

26.2

△2.9

サービス活動増減
差額率



4.8

△3.5

8.3

経常増減差額率



5.0

△3.4

8.4

6,175

5,894

281

し、円滑な運営管理が行われているといえる。

4,083

4,153

△70

しかし、
「上位 20%以上」においても約 3 割

従事者 1 人当たり
千円
サービス活動収益
従事者 1 人当たり
千円
人件費

一方、規模の増大に伴い、人件費率は低下し、
労働生産性2は高くなる。経営管理部門などの人
員は効率化できるため当然ではあるが、経営の
観点では、従事者が効率よく付加価値を生み出

の法人が赤字である状況を踏まえれば、大規模

1.4

であっても必ずしも経営が安定しているとはい

サービス活動収益規模別の収支状況

えない。また、地域によってもニーズやリソー

収益規模が大きいほど、人件費率は低く、労
働生産性が高い。一方、規模の大きい法人に
おいても約 3 割が赤字と、大規模であっても
必ずしも経営が安定しているとはいえない

スは千差万別であることから、自法人が求めら
れる役割を見極めたうえで、事業展開を行って
ていくべきだろう。

(図表 4)2021 年度の収支状況(サービス活動収益規模別)
区分
従事者数
サービス活動収益

単位

千円

上位 80%未満
n=1,670

上位 80%以上
n=1,670

上位 60%以上
n=1,670

上位 40%以上
n=1,670

上位 20%以上
n=1,671

25.0

45.8

74.9

124.9

331.7

124,336

244,109

429,271

743,354

2,129,695

介護保険事業収益の割合



7.3

20.0

46.3

57.1

55.7

保育事業収益の割合
障害福祉サービス等事業収
益の割合



71.6

57.8

32.5

18.7

12.9



15.4

14.4

13.2

16.3

16.2

人件費率



72.3

70.4

68.4

67.6

66.3

経費率



19.9

21.0

23.3

23.9

24.9

サービス活動増減差額率



1.8

3.0

2.3

2.3

2.6

経常増減差額率

従事者 1 人当たりサービス
千円
活動収益
従事者 1 人当たり人件費
千円

2.1

3.2

2.4

2.4

2.8

4,973

5,335

5,733

5,950

6,420

3,597

3,755

3,922

4,022

4,259

労働生産性

千円

3,768

3,981

4,119

4,230

4,510



35.3

29.9

34.1

31.3

25.8

赤字法人割合

注)上位 80%未満:16,008~175,706 千円、上位 80%以上:175,734~324,797 千円、上位 60%以上:324,852~551,646 千円、上位 40%
以上:551,662~1,002,203 千円、上位 20%以上:1,002,301~22,931,818 千円

2 労働生産性は、従事者 1 人当たりがどれだけの付加価値を生み出したかを示す指標であり、
「{サービス活動収益-(事業費+事務費

+減価償却費+国庫補助金等特別積立金取崩額[マイナス値]+徴収不能額)}/従事者数」で算出した
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