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2021年度(令和3年度)社会福祉法人の経営状況について (6 ページ)
出典
公開元URL | https://www.wam.go.jp/hp/keiei-report-r4/ |
出典情報 | 2021年度(令和3年度)社会福祉法人の経営状況について(1/17)《福祉医療機構》 |
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2022-007
がある。その際、既存のサービスの質を高めつ
費用をみると、従事者 1 人当たり人件費が
つ、地域のニーズ分析を行い、応えていくこと
4,062 千円と 38 千円上昇し、人件費率は 66.4%
で、社会福祉法人としての存在意義を一層高め
と 0.4 ポイント上昇した。
なお、赤字法人割合は 29.0%と 6.1 ポイント
られるのではないだろうか。
拡大し、拡大幅でみると 3 類型のなかでもっと
(図表 9)保育主体法人の 2020・2021 年度の収
支状況(同一法人)
2020’
n=2,918
2021’
n=2,918
差
2021’
-2020’
61.6
63.0
1.4
サービス活動収益 千円 330,194
338,603
8,409
サービス活動費用 千円 312,289
323,350
11,061
17,905
15,252
△2,652
区分
従事者数
単位
人
サービス活動増減
千円
差額
人件費率
%
72.0
72.7
0.7
経費率
%
19.2
19.3
0.1
サービス活動増減
差額率
%
5.4
4.5
△0.9
経常増減差額率
%
5.8
4.9
△0.9
5,361
5,373
13
3,862
3,908
47
19.4
23.2
3.8
従事者 1 人当たり
千円
サービス活動収益
従事者 1 人当たり
千円
人件費
赤字法人割合
2.4
%
も大きい。
(図表 10)障害主体法人の 2020・2021 年度の収
支状況(同一法人)
2020’
n=1,189
2021’
n=1,189
差
2021’
-2020’
103.7
105.3
1.6
サービス活動収益 千円 632,445
644,271
11,827
サービス活動費用 千円 613,122
628,664
15,542
19,322
15,607
△3,715
区分
従事者数
単位
人
サービス活動増減
千円
差額
人件費率
%
66.0
66.4
0.4
経費率
%
21.2
21.2
0.0
サービス活動増減
差額率
%
3.1
2.4
△0.6
経常増減差額率
%
3.7
2.9
△0.8
6,096
6,119
23
4,024
4,062
38
22.9
29.0
6.1
従事者 1 人当たり
千円
サービス活動収益
従事者 1 人当たり
千円
人件費
障害主体法人の収支状況
赤字法人割合
%
障害福祉サービス等報酬のプラス改定により
増収するも、費用の増加が上回る。サービス
活動増減差額率は 2.4%と 0.6 ポイント低下。
赤字法人割合は 29.0%と 6.1 ポイント拡大
赤字の遷移別の割合をみると、障害主体法人は
最後に、障害主体法人の収支状況を確認する。
8.5%とやや高いことを踏まえると、障害主体法
参考までに、2020・2021 年度における黒字・
赤字へ転じた法人の割合が 14.6%と 3 類型中も
っとも高い(図表 11)。黒字へ転じた割合も
2021 年度の障害福祉サービス等報酬改定は、プ
人は、取り巻く経営環境から受けた影響が、収
ラス 0.56%の改定率となり、生活介護を除いた
支状況に比較的表れやすいのかもしれない。
多くのサービスで基本報酬単価が引上げられた。
(図表 11)黒字・赤字の遷移別割合
サービス活動収益は 644,271 千円と 11,827 千
円増加し、割合にして 1.9%の増収であった(図
表 10)。一方で、サービス活動費用は 628,664
千円と 15,542 千円増加し、2.5%も上昇した結
介護主体
n=3,000
果、増収減益となった。
保育主体
n=2,918
障害主体
n=1,189
20'黒字→21'黒字
20'赤字→21'赤字
20'黒字→21'赤字
20'赤字→21'黒字
53.0
68.5
62.5
25.3
(%)
13.5 8.2
11.2 12.1 8.2
14.4
14.6 8.5
Copyright ⓒ 2023Welfare And Medical Service Agency (WAM). All rights reserved.
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がある。その際、既存のサービスの質を高めつ
費用をみると、従事者 1 人当たり人件費が
つ、地域のニーズ分析を行い、応えていくこと
4,062 千円と 38 千円上昇し、人件費率は 66.4%
で、社会福祉法人としての存在意義を一層高め
と 0.4 ポイント上昇した。
なお、赤字法人割合は 29.0%と 6.1 ポイント
られるのではないだろうか。
拡大し、拡大幅でみると 3 類型のなかでもっと
(図表 9)保育主体法人の 2020・2021 年度の収
支状況(同一法人)
2020’
n=2,918
2021’
n=2,918
差
2021’
-2020’
61.6
63.0
1.4
サービス活動収益 千円 330,194
338,603
8,409
サービス活動費用 千円 312,289
323,350
11,061
17,905
15,252
△2,652
区分
従事者数
単位
人
サービス活動増減
千円
差額
人件費率
%
72.0
72.7
0.7
経費率
%
19.2
19.3
0.1
サービス活動増減
差額率
%
5.4
4.5
△0.9
経常増減差額率
%
5.8
4.9
△0.9
5,361
5,373
13
3,862
3,908
47
19.4
23.2
3.8
従事者 1 人当たり
千円
サービス活動収益
従事者 1 人当たり
千円
人件費
赤字法人割合
2.4
%
も大きい。
(図表 10)障害主体法人の 2020・2021 年度の収
支状況(同一法人)
2020’
n=1,189
2021’
n=1,189
差
2021’
-2020’
103.7
105.3
1.6
サービス活動収益 千円 632,445
644,271
11,827
サービス活動費用 千円 613,122
628,664
15,542
19,322
15,607
△3,715
区分
従事者数
単位
人
サービス活動増減
千円
差額
人件費率
%
66.0
66.4
0.4
経費率
%
21.2
21.2
0.0
サービス活動増減
差額率
%
3.1
2.4
△0.6
経常増減差額率
%
3.7
2.9
△0.8
6,096
6,119
23
4,024
4,062
38
22.9
29.0
6.1
従事者 1 人当たり
千円
サービス活動収益
従事者 1 人当たり
千円
人件費
障害主体法人の収支状況
赤字法人割合
%
障害福祉サービス等報酬のプラス改定により
増収するも、費用の増加が上回る。サービス
活動増減差額率は 2.4%と 0.6 ポイント低下。
赤字法人割合は 29.0%と 6.1 ポイント拡大
赤字の遷移別の割合をみると、障害主体法人は
最後に、障害主体法人の収支状況を確認する。
8.5%とやや高いことを踏まえると、障害主体法
参考までに、2020・2021 年度における黒字・
赤字へ転じた法人の割合が 14.6%と 3 類型中も
っとも高い(図表 11)。黒字へ転じた割合も
2021 年度の障害福祉サービス等報酬改定は、プ
人は、取り巻く経営環境から受けた影響が、収
ラス 0.56%の改定率となり、生活介護を除いた
支状況に比較的表れやすいのかもしれない。
多くのサービスで基本報酬単価が引上げられた。
(図表 11)黒字・赤字の遷移別割合
サービス活動収益は 644,271 千円と 11,827 千
円増加し、割合にして 1.9%の増収であった(図
表 10)。一方で、サービス活動費用は 628,664
千円と 15,542 千円増加し、2.5%も上昇した結
介護主体
n=3,000
果、増収減益となった。
保育主体
n=2,918
障害主体
n=1,189
20'黒字→21'黒字
20'赤字→21'赤字
20'黒字→21'赤字
20'赤字→21'黒字
53.0
68.5
62.5
25.3
(%)
13.5 8.2
11.2 12.1 8.2
14.4
14.6 8.5
Copyright ⓒ 2023Welfare And Medical Service Agency (WAM). All rights reserved.
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