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参考資料2 肝炎対策の推進に関する基本的な指針 (1 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29863.html |
出典情報 | 肝炎対策推進協議会(第30回 2/9)《厚生労働省》 |
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第30回 肝炎対策推進協議会
令和5年2月10日
参考資料2
肝炎対策の推進に関する基本的な指針
平成 23 年5月 16 日策定
平成 28 年6月 30 日改正
令和4年3月7日改正
目次
第1
第2
第3
第4
肝炎の予防及び肝炎医療の推進の基本的な方向
肝炎の予防のための施策に関する事項
肝炎検査の実施体制及び検査能力の向上に関する事項
肝炎医療を提供する体制の確保に関する事項
第5
第6
第7
第8
第9
肝炎の予防及び肝炎医療に関する人材の育成に関する事項
肝炎に関する調査及び研究に関する事項
肝炎医療のための医薬品の研究開発の推進に関する事項
肝炎に関する啓発及び知識の普及並びに肝炎患者等の人権の尊重に関する事項
その他肝炎対策の推進に関する重要事項
肝炎とは、肝臓の細胞が破壊されている状態であり、その原因は、ウイルス性、ア
ルコール性、脂肪性、自己免疫性等に分類され、多様である。我が国では、B型肝炎
ウイルス又はC型肝炎ウイルス(以下「肝炎ウイルス」という。)感染に起因する肝
炎患者が肝炎にり患した者の多くを占めてきた。近年では、若年層のB型肝炎患者数
はB型肝炎母子感染予防対策等により、C型肝炎患者数は治療薬の進歩等により減少
傾向にあるものの、全体のB型肝炎患者数は足元では増加傾向にある。また依然とし
て、ウイルス性肝炎は肝炎患者の半数にのぼり、重症化しやすいため、B型肝炎及び
C型肝炎に係る対策が喫緊の課題であることに変わりはなく、対策の継続が必要であ
る。
近年の国におけるB型肝炎及びC型肝炎に係る対策については、平成 14 年度からの
C型肝炎等緊急総合対策の開始、平成 19 年度からの都道府県の選定による肝疾患診療
連携拠点病院(以下「拠点病院」という。)の整備等の取組を進めてきた。
また、平成 20 年度以降、肝炎の治療促進のための環境整備、肝炎ウイルス検査の促
進、肝炎に係る診療及び相談体制の整備、国民に対する肝炎に係る正しい知識の普及
啓発並びに肝炎に係る研究の推進の5本の柱からなる肝炎総合対策を進めてきた。
さらに、研究分野に関しては、平成 23 年 12 月に、肝炎の専門家からなる肝炎治療
戦略会議が「肝炎研究 10 カ年戦略」を取りまとめ、これに基づき肝炎研究に取り組ん
できたところである。C型肝炎はインターフェロンフリー治療薬の開発により、高い
確率でウイルスの排除が可能になった一方で、C型肝炎ウイルス排除後の発がん等へ
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令和5年2月10日
参考資料2
肝炎対策の推進に関する基本的な指針
平成 23 年5月 16 日策定
平成 28 年6月 30 日改正
令和4年3月7日改正
目次
第1
第2
第3
第4
肝炎の予防及び肝炎医療の推進の基本的な方向
肝炎の予防のための施策に関する事項
肝炎検査の実施体制及び検査能力の向上に関する事項
肝炎医療を提供する体制の確保に関する事項
第5
第6
第7
第8
第9
肝炎の予防及び肝炎医療に関する人材の育成に関する事項
肝炎に関する調査及び研究に関する事項
肝炎医療のための医薬品の研究開発の推進に関する事項
肝炎に関する啓発及び知識の普及並びに肝炎患者等の人権の尊重に関する事項
その他肝炎対策の推進に関する重要事項
肝炎とは、肝臓の細胞が破壊されている状態であり、その原因は、ウイルス性、ア
ルコール性、脂肪性、自己免疫性等に分類され、多様である。我が国では、B型肝炎
ウイルス又はC型肝炎ウイルス(以下「肝炎ウイルス」という。)感染に起因する肝
炎患者が肝炎にり患した者の多くを占めてきた。近年では、若年層のB型肝炎患者数
はB型肝炎母子感染予防対策等により、C型肝炎患者数は治療薬の進歩等により減少
傾向にあるものの、全体のB型肝炎患者数は足元では増加傾向にある。また依然とし
て、ウイルス性肝炎は肝炎患者の半数にのぼり、重症化しやすいため、B型肝炎及び
C型肝炎に係る対策が喫緊の課題であることに変わりはなく、対策の継続が必要であ
る。
近年の国におけるB型肝炎及びC型肝炎に係る対策については、平成 14 年度からの
C型肝炎等緊急総合対策の開始、平成 19 年度からの都道府県の選定による肝疾患診療
連携拠点病院(以下「拠点病院」という。)の整備等の取組を進めてきた。
また、平成 20 年度以降、肝炎の治療促進のための環境整備、肝炎ウイルス検査の促
進、肝炎に係る診療及び相談体制の整備、国民に対する肝炎に係る正しい知識の普及
啓発並びに肝炎に係る研究の推進の5本の柱からなる肝炎総合対策を進めてきた。
さらに、研究分野に関しては、平成 23 年 12 月に、肝炎の専門家からなる肝炎治療
戦略会議が「肝炎研究 10 カ年戦略」を取りまとめ、これに基づき肝炎研究に取り組ん
できたところである。C型肝炎はインターフェロンフリー治療薬の開発により、高い
確率でウイルスの排除が可能になった一方で、C型肝炎ウイルス排除後の発がん等へ
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