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参考資料2 肝炎対策の推進に関する基本的な指針 (5 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29863.html |
出典情報 | 肝炎対策推進協議会(第30回 2/9)《厚生労働省》 |
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肝炎についての正しい知識の普及啓発について、幅広い世代に対応し、各世代
に応じて分かりやすいものとなるよう、その効果を見つつ取り組む必要があ
る。
また、肝炎患者等に対する不当な差別を解消し、感染経路についての知識不
足による新たな感染を予防するためにも、肝炎についての正しい知識を普及
し、これにより肝炎患者等に関わる者が適切な対応を行うことができるように
することが必要である。
さらに、肝炎患者等に対する偏見や差別を解消するためには、肝炎について
の正しい知識の普及を前提に、感染症患者に対する偏見や差別の歴史も踏ま
え、肝炎患者等の人権を尊重するためにはどのようにふるまうべきかを考え、
学ぶことが重要である。肝炎患者等の人権尊重について取組を推進すること
は、感染症患者全体の偏見や差別の解消に資するものであり、国は、このよう
な観点から、地方公共団体、学校教育関係者及び患者団体等の様々な関係者と
連携し、その方策の検討を進める必要がある。
(6)
肝炎患者等及びその家族等に対する相談支援や情報提供の充実
肝炎患者等及びその家族等の多くは、肝炎が肝硬変や肝がんといった、より
重篤な病態へ進行することに対する将来的な不安を抱えている。また、治療に
おける副作用等、治療開始前及び治療中において、精神的な負担に直面するこ
とも多い。このため、こうした肝炎患者等及びその家族等の不安や精神的負担
の軽減に資するため、肝炎患者等及びその家族等への相談支援を行う必要があ
る。
また、肝炎患者等及びその家族等を含む国民の視点に立った分かりやすい情
報提供について、引き続き取組を推進する必要がある。
第2 肝炎の予防のための施策に関する事項
(1) 今後の取組の方針について
感染経路についての知識不足による新たな感染を予防するため、全ての国民
に対して肝炎についての正しい知識を普及することが必要である。
また、国は、地方公共団体に対して、妊婦に対するB型肝炎抗原検査を妊婦
健康診査の標準的な検査項目として示すほか、各医療機関において、当該検査
の結果が陽性であった妊婦から出生した乳児に対するB型肝炎ワクチンの接
種等の適切な対応が行われるよう指導を求める等のB型肝炎母子感染予防対
策を講じており、これらの対策の効果検証を行うとともに、引き続きこの取組
を進める。
さらに、B型肝炎ウイルスの感染はワクチンによって予防可能であることか
ら、水平感染防止の手段の一つとして、引き続きB型肝炎ワクチンの定期接種
を推進していく。C型肝炎については、ウイルス排除が可能となったことから、
二次感染予防の観点からもインターフェロンフリー治療等の推進に取り組む。
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に応じて分かりやすいものとなるよう、その効果を見つつ取り組む必要があ
る。
また、肝炎患者等に対する不当な差別を解消し、感染経路についての知識不
足による新たな感染を予防するためにも、肝炎についての正しい知識を普及
し、これにより肝炎患者等に関わる者が適切な対応を行うことができるように
することが必要である。
さらに、肝炎患者等に対する偏見や差別を解消するためには、肝炎について
の正しい知識の普及を前提に、感染症患者に対する偏見や差別の歴史も踏ま
え、肝炎患者等の人権を尊重するためにはどのようにふるまうべきかを考え、
学ぶことが重要である。肝炎患者等の人権尊重について取組を推進すること
は、感染症患者全体の偏見や差別の解消に資するものであり、国は、このよう
な観点から、地方公共団体、学校教育関係者及び患者団体等の様々な関係者と
連携し、その方策の検討を進める必要がある。
(6)
肝炎患者等及びその家族等に対する相談支援や情報提供の充実
肝炎患者等及びその家族等の多くは、肝炎が肝硬変や肝がんといった、より
重篤な病態へ進行することに対する将来的な不安を抱えている。また、治療に
おける副作用等、治療開始前及び治療中において、精神的な負担に直面するこ
とも多い。このため、こうした肝炎患者等及びその家族等の不安や精神的負担
の軽減に資するため、肝炎患者等及びその家族等への相談支援を行う必要があ
る。
また、肝炎患者等及びその家族等を含む国民の視点に立った分かりやすい情
報提供について、引き続き取組を推進する必要がある。
第2 肝炎の予防のための施策に関する事項
(1) 今後の取組の方針について
感染経路についての知識不足による新たな感染を予防するため、全ての国民
に対して肝炎についての正しい知識を普及することが必要である。
また、国は、地方公共団体に対して、妊婦に対するB型肝炎抗原検査を妊婦
健康診査の標準的な検査項目として示すほか、各医療機関において、当該検査
の結果が陽性であった妊婦から出生した乳児に対するB型肝炎ワクチンの接
種等の適切な対応が行われるよう指導を求める等のB型肝炎母子感染予防対
策を講じており、これらの対策の効果検証を行うとともに、引き続きこの取組
を進める。
さらに、B型肝炎ウイルスの感染はワクチンによって予防可能であることか
ら、水平感染防止の手段の一つとして、引き続きB型肝炎ワクチンの定期接種
を推進していく。C型肝炎については、ウイルス排除が可能となったことから、
二次感染予防の観点からもインターフェロンフリー治療等の推進に取り組む。
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