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04【資料2】2023年度以降の新型コロナワクチンの接種の方針について(令和5年2月8日厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会) (1 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31198.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第44回 2/22)《厚生労働省》 |
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2023 年度以降の新型コロナワクチンの接種の方針について
令和5年2月8日
厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会
1.背景
○
2021 年2月の新型コロナワクチン接種開始以来、有効性の知見等に応じて、初回接種(1,2
回目)、第一期追加接種(3回目接種)
、第二期追加接種(4回目接種)と、順次接種を実施してき
た。2022 年秋からは、初回接種を終了した者を対象とし、オミクロン株対応2価ワクチンの接種
(令和4年秋開始接種)を行っている。
○
現在の薬事承認上、初回接種を終了した者については、それまでの接種回数に関わらず追加接
種が可能となっている。
○
2023 年度以降の新型コロナワクチンの接種について、令和4年秋開始接種の次の接種を行うこ
との必要性を含めて、検討する必要がある。
2.新型コロナワクチンについて現在得られている知見等
(1)新型コロナウイルス感染症の疫学的状況及び変異について
○
従来株、デルタ株、オミクロン株等、新型コロナウイルスは変異を重ねてきており、オミクロン
株の流行は比較的長期間継続しているが、BA.1 型、BA.5 型等、オミクロン株の中での亜系統の変
異も繰り返されている。国によって優勢株は異なるが、現時点で、我が国ではオミクロン株(BA.5)
が主流となっている。
(参考資料1P)
○
感染症の流行周期はいまだ明らかでなく、年に複数回の感染拡大がみられるが、特に年末年始
において、比較的多くの死亡者数等を伴う感染拡大がみられる。(参考資料2P)
(2)オミクロン株対応2価ワクチンを接種した場合の免疫原性及び免疫の基礎的な知見について
○
オミクロン株対応2価ワクチンを接種した場合の免疫原性については、以下のような報告があ
る。(参考資料3-10P)
➢
従来株を含めて幅広い株に対して中和抗体価が上昇する一方で、オミクロン株対応2価ワク
チン接種後、オミクロン株に対して、期待していたほど中和抗体価が上昇しない。
➢
従来型ワクチンの接種でも、交差免疫の獲得によると考えられるオミクロン株に対する中和
令和5年2月8日
厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会
1.背景
○
2021 年2月の新型コロナワクチン接種開始以来、有効性の知見等に応じて、初回接種(1,2
回目)、第一期追加接種(3回目接種)
、第二期追加接種(4回目接種)と、順次接種を実施してき
た。2022 年秋からは、初回接種を終了した者を対象とし、オミクロン株対応2価ワクチンの接種
(令和4年秋開始接種)を行っている。
○
現在の薬事承認上、初回接種を終了した者については、それまでの接種回数に関わらず追加接
種が可能となっている。
○
2023 年度以降の新型コロナワクチンの接種について、令和4年秋開始接種の次の接種を行うこ
との必要性を含めて、検討する必要がある。
2.新型コロナワクチンについて現在得られている知見等
(1)新型コロナウイルス感染症の疫学的状況及び変異について
○
従来株、デルタ株、オミクロン株等、新型コロナウイルスは変異を重ねてきており、オミクロン
株の流行は比較的長期間継続しているが、BA.1 型、BA.5 型等、オミクロン株の中での亜系統の変
異も繰り返されている。国によって優勢株は異なるが、現時点で、我が国ではオミクロン株(BA.5)
が主流となっている。
(参考資料1P)
○
感染症の流行周期はいまだ明らかでなく、年に複数回の感染拡大がみられるが、特に年末年始
において、比較的多くの死亡者数等を伴う感染拡大がみられる。(参考資料2P)
(2)オミクロン株対応2価ワクチンを接種した場合の免疫原性及び免疫の基礎的な知見について
○
オミクロン株対応2価ワクチンを接種した場合の免疫原性については、以下のような報告があ
る。(参考資料3-10P)
➢
従来株を含めて幅広い株に対して中和抗体価が上昇する一方で、オミクロン株対応2価ワク
チン接種後、オミクロン株に対して、期待していたほど中和抗体価が上昇しない。
➢
従来型ワクチンの接種でも、交差免疫の獲得によると考えられるオミクロン株に対する中和