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04【資料2】2023年度以降の新型コロナワクチンの接種の方針について(令和5年2月8日厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会) (15 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31198.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第44回 2/22)《厚生労働省》 |
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第51回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会
2023(令和5)年1月26日
ファイザー社オミクロン株対応
2価ワクチン(BA.4-5対応型)の追加接種の有効性(免疫原性)
資料1
従来型mRNAワクチンの3回接種後にオミクロン株対応2価ワクチンを接種した者は、従来型mRNAワクチンを4回
接種した者と比較し、祖先株及びオミクロン株亜系統いずれの株に対しても、接種後約1か月時点で中和抗体価に有
意差がなかった。
Hoffmann et al1 (Lancet Infectious Diseases Correspondence, 2022)
研究内容: 次の7つの集団から血清を採取した:①従来型mRNAワクチン※1を3回接種
した者(従来型3回接種群)、 ②従来型mRNAワクチンの3回接種後にBA.1/BA.2流行
期※2に新型コロナウイルスに感染した者(BA.1/BA.2感染群) 、③従来型mRNAワクチ
ンの3回接種後にBA.5流行期※2に新型コロナウイルスに感染した者(BA.5感染群) 、
④従来型mRNAワクチンを4回接種した者(従来型4回接種群)、⑤従来型mRNAワク
チン4回接種後にBA.5流行期に新型コロナウイルスに感染した者(従来型4回目接種後
BA.5感染群)、⑥従来型mRNAワクチンの3回接種後にオミクロン株対応2価ワクチン
※3を追加接種した者(オミクロン株対応2価ワクチン接種群)、⑦従来型mRNAワクチ
ンの3回接種後にBA.1/BA.2流行期に新型コロナウイルスに感染し、その後オミクロン
株対応2価ワクチンを追加接種した者(BA.1/BA.2感染後オミクロン株対応2価ワクチ
ン接種群)。疑似ウイルス中和アッセイを用いて、新型コロナウイルス祖先株(B.1)及
びオミクロン株亜系統(BA.1、BA.4-5、BA.4.6、BA.2.75.2、BJ.1、BQ.1.1)に対す
る中和抗体価を測定した。
①従来型3回接種群、④従来型4回接種群、
⑥オミクロン株対応2価ワクチン接種群における
新型コロナウイルス変異株に対する中和抗体価
結果:①従来型3回接種群16名、②BA.1/BA.2感染群17名、③BA.5感染群27名、④従
来型4回接種群11名、⑤従来型4回目接種後BA.5感染群8名、⑥オミクロン株対応2価
ワクチン接種群21名、⑦BA.1/BA.2感染後オミクロン株対応2価ワクチン接種群10名が
解析された。各群における直近の接種又は感染から血清採取までの期間の中央値は、そ
れぞれ①14日、②31日、③31日、④33日、⑤39.5日、⑥29日、⑦33日であった。
④従来型4回接種群と⑥オミクロン株対応2価ワクチン接種群における、新型コロナウ
イルス祖先株及びオミクロン株亜系統に対する中和抗体価は、①従来型3回接種群と比
較し、それぞれ平均2.0倍、2.1倍であり、2群における中和抗体価を比較すると、いず
れの株に対しても有意差がなかった。
※1 初回シリーズはファイザー社又はアストラゼネカ社ワクチン、3回目接種はファイザー社又はモデルナ社ワクチン、4回目接種はファイザー社ワクチンを含む。
※2 ドイツにおける2022年1月ー5月をBA.1/BA.2流行期、2022年6月ー11月をBA.5流行期とした。
※3 ファイザー社のBA.4-5対応型。
1. Hoffmann M, Behrens GMN, Arora P, Kempf A, Nehlmeier I, Cossmann A, Manthey L, Dopfer-Jablonka A, Pöhlmann S. Effect of hybrid immunity and bivalent booster
vaccination on omicron sublineage neutralisation. Lancet Infect Dis. 2022 Dec 5:S1473-3099(22)00792-7.
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2023(令和5)年1月26日
ファイザー社オミクロン株対応
2価ワクチン(BA.4-5対応型)の追加接種の有効性(免疫原性)
資料1
従来型mRNAワクチンの3回接種後にオミクロン株対応2価ワクチンを接種した者は、従来型mRNAワクチンを4回
接種した者と比較し、祖先株及びオミクロン株亜系統いずれの株に対しても、接種後約1か月時点で中和抗体価に有
意差がなかった。
Hoffmann et al1 (Lancet Infectious Diseases Correspondence, 2022)
研究内容: 次の7つの集団から血清を採取した:①従来型mRNAワクチン※1を3回接種
した者(従来型3回接種群)、 ②従来型mRNAワクチンの3回接種後にBA.1/BA.2流行
期※2に新型コロナウイルスに感染した者(BA.1/BA.2感染群) 、③従来型mRNAワクチ
ンの3回接種後にBA.5流行期※2に新型コロナウイルスに感染した者(BA.5感染群) 、
④従来型mRNAワクチンを4回接種した者(従来型4回接種群)、⑤従来型mRNAワク
チン4回接種後にBA.5流行期に新型コロナウイルスに感染した者(従来型4回目接種後
BA.5感染群)、⑥従来型mRNAワクチンの3回接種後にオミクロン株対応2価ワクチン
※3を追加接種した者(オミクロン株対応2価ワクチン接種群)、⑦従来型mRNAワクチ
ンの3回接種後にBA.1/BA.2流行期に新型コロナウイルスに感染し、その後オミクロン
株対応2価ワクチンを追加接種した者(BA.1/BA.2感染後オミクロン株対応2価ワクチ
ン接種群)。疑似ウイルス中和アッセイを用いて、新型コロナウイルス祖先株(B.1)及
びオミクロン株亜系統(BA.1、BA.4-5、BA.4.6、BA.2.75.2、BJ.1、BQ.1.1)に対す
る中和抗体価を測定した。
①従来型3回接種群、④従来型4回接種群、
⑥オミクロン株対応2価ワクチン接種群における
新型コロナウイルス変異株に対する中和抗体価
結果:①従来型3回接種群16名、②BA.1/BA.2感染群17名、③BA.5感染群27名、④従
来型4回接種群11名、⑤従来型4回目接種後BA.5感染群8名、⑥オミクロン株対応2価
ワクチン接種群21名、⑦BA.1/BA.2感染後オミクロン株対応2価ワクチン接種群10名が
解析された。各群における直近の接種又は感染から血清採取までの期間の中央値は、そ
れぞれ①14日、②31日、③31日、④33日、⑤39.5日、⑥29日、⑦33日であった。
④従来型4回接種群と⑥オミクロン株対応2価ワクチン接種群における、新型コロナウ
イルス祖先株及びオミクロン株亜系統に対する中和抗体価は、①従来型3回接種群と比
較し、それぞれ平均2.0倍、2.1倍であり、2群における中和抗体価を比較すると、いず
れの株に対しても有意差がなかった。
※1 初回シリーズはファイザー社又はアストラゼネカ社ワクチン、3回目接種はファイザー社又はモデルナ社ワクチン、4回目接種はファイザー社ワクチンを含む。
※2 ドイツにおける2022年1月ー5月をBA.1/BA.2流行期、2022年6月ー11月をBA.5流行期とした。
※3 ファイザー社のBA.4-5対応型。
1. Hoffmann M, Behrens GMN, Arora P, Kempf A, Nehlmeier I, Cossmann A, Manthey L, Dopfer-Jablonka A, Pöhlmann S. Effect of hybrid immunity and bivalent booster
vaccination on omicron sublineage neutralisation. Lancet Infect Dis. 2022 Dec 5:S1473-3099(22)00792-7.
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