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04【資料2】2023年度以降の新型コロナワクチンの接種の方針について(令和5年2月8日厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会) (30 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31198.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第44回 2/22)《厚生労働省》
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第51回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会
2023(令和5)年1月26日

資料1

オミクロン株対応2価ワクチン(BA.4-5対応型)の追加接種の有効性(発症予防効果)
オミクロン株対応2価ワクチン(BA.4-5対応型)の追加接種による発症予防効果は、従来型mRNAワクチンのみを2
回以上接種した者のうち直近の接種からの期間が2-3か月の者、8カ月以上の者と比較し、18ー49歳でそれぞれ
30%、56%、50ー64歳でそれぞれ31%、48%、65歳以上でそれぞれ28%、43%であった。
Link-Gelles et al1(MMWR, 2022)
研究内容:米国の9,995の薬局※1において、2022年9月13日ー11月11日の期

オミクロン株対応2価ワクチン(BA.4-5対応型)の
追加接種による発症予防効果

間※2に新型コロナウイルス感染症と一致する症状を訴え核酸増幅検査を受けた、
18歳以上の者が対象※3 。検査陽性例を症例群、検査陰性例を対照群に設定し、
オミクロン株対応2価ワクチン(BA.4-5対応型)※4の追加接種による発症予
防効果を分析したテストネガティブデザインの症例対照研究。
結果:検査を受けた360,626名(症例群:121,687名、対照群:238,939名)が
解析された。オミクロン株対応2価ワクチン接種者(症例群:5,800名、対照
群:16,474名)における接種から検査までの期間の中央値は1か月であった。
オミクロン株対応2価ワクチンの追加接種による発症予防効果は、従来型
mRNAワクチンのみを2回以上接種した者のうち直近の接種からの期間が2ー
3か月の者、8カ月以上の者と比較し、以下の通りであった。
 直近の接種からの期間が2-3か月の者との比較
‒ 18ー49歳:30% [95%CI:22ー37]
‒ 50ー64歳:31% [24ー38]
‒ 65歳以上:28% [19ー35]
 直近の接種からの期間が8カ月以上の者との比較
‒ 18ー49歳:56% [53ー58]
‒ 50ー64歳:48% [45ー51]
‒ 65歳以上:43% [39ー46]
※1 社会的脆弱性の高い地域における新型コロナウイルス感染症検査へのアクセスを向上するために設計されたICATT (Increasing Community Access to Testing) プログラムで契約している薬局であり、無料
で検査を提供している。検査を受ける者は、検査登録時に新型コロナワクチン接種歴、現在の症状、新型コロナウイルス感染既往の有無、及び基礎疾患に関する情報を報告する。
※2 BA.4株/BA.5株流行期。
※3 但し、免疫不全者、mRNAワクチン以外の新型コロナワクチンを接種した者、従来型mRNAワクチンを1回又は5回以上接種した者、検査前2か月以内に従来型mRNAワクチンを接種した者を除外した。
※4 ファイザー社又はモデルナ社。
1. Link-Gelles R, Ciesla AA, Fleming-Dutra KE, et al. Effectiveness of Bivalent mRNA Vaccines in Preventing Symptomatic SARS-CoV-2 Infection — Increasing Community Access to
Testing Program, United States, September–November 2022. MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2022; 71 (48);1526–1530

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