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資料1 全世代対応型の持続可能な社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律の閣議決定について(報告) (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000210433_00037.html
出典情報 社会保障審議会 医療部会(第96回 2/24)《厚生労働省》
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高齢者負担率の見直し




現行の高齢者負担率(高齢者が保険料で賄う割合)の設定方法は、現役世代の
減少のみに着目しており、制度導入以降、現役世代の負担(後期高齢者医療支
援金)が大きく増加し(制度創設時と比べ、現役は1.7倍、高齢者は1.2倍の水準)、
2025年までに団塊の世代が後期高齢者になる中で、当面その傾向が続く。
一方、長期的には、高齢者人口の減少局面においても、高齢者負担率が上
昇し続けてしまう構造。

≪人口動態・負担率の見通し(推計)≫
1.4

現行の負担率(右軸)

1.3
1.2

14

1.1

13
75歳以上人口(左軸)

1.0

高齢者世代・現役世代それぞれの人口動態に対処できる持続可能な仕組み
とするとともに、当面の現役世代の負担上昇を抑制するため、介護保険を
参考に、後期高齢者1人当たり保険料と現役世代1人当たり後期高齢者支
援金の伸び率が同じになるよう、高齢者負担率の設定方法を見直し。

0.9

2年に1度、現役世代人口の減少による増加分を高齢者と現役世代で
折半するように高齢者負担率を見直し。
≪一人当たり保険料・支援金の推移(月額)≫
現役世代一人当たり支援金

11
現役世代人口(左軸)

0.8
0.7

10

2022 2024 2026 2028 2030 2032 2034 2036 2038 2040

9

<現行>

• 3年に1度、第1号被保険者と第2号被保険者の人口比に応じて負担
割合を見直し。
• 第1号被保険者と第2号被保険者の1人当たり保険料額は概ね同じ。
≪一人当たり第1号・第2号保険料の推移(月額)≫

3944円

6472円
1.2倍

高齢者一人当たり保険料

4090円

5869円
1.4倍

第1号保険料
R2

H20

R4

H20

5669円
1.4倍

第2号保険料

5456円
1.7倍

2980円

<イメージ>

12

(参考)介護保険

<現行>

5332円

16
15

75歳以上人口÷総人口(左軸)

後期高齢者医療


(負担率)

(人口動態)※2022年度を1とした場合

<イメージ>

現役世代
(~74歳)

後期
(75歳~)

公費

後期高齢者
支援金

保険料

公費

第2号
保険料

約5割

約4割

約1割

5割

約3割

※75歳~の負担割合:10%(H20)→11.72%(現在)

第2号
(40~64歳)

第1号
(65歳~)

第1号
保険料
約2割

※65歳~の負担割合:17%(H12)→23%(現在)