よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料1 オンライン診療の適切な実施に関する指針 (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000210433_00024.html
出典情報 社会保障審議会 医療部会(第86回 2/28)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

ン診療を実施することが重要である。
※1

オンライン診療システムとは、オンライン診療で使用されることを念頭
に作成された視覚及び聴覚を用いる情報通信機器のシステム
※2 汎用サービスとは、オンライン診療に限らず広く用いられるサービスで
あって、視覚及び聴覚を用いる情報通信機器のシステムを使用するもの
1)医師が行うべき対策
医師は、オンライン診療に用いるシステムによって講じるべき対策が異なるこ
とを理解し、オンライン診療を計画する際には、患者に対してセキュリティリス
クを説明し、同意を得なければならない。医師は、システムは適宜アップデート
され、リスクも変わり得ることなど、理解を深めるべきである。
1-1)共通事項
・ 「診療計画」を作成する際に、患者に対して使用するオンライン診療シ
ステムを示し、それに伴うセキュリティリスク等と対策および責任の所
在について患者に説明し、合意を得ること。
・ OS やソフトウェア等を適宜アップデートするとともに、必要に応じて
セキュリティソフトをインストールすること。
・ オンライン診療に用いるシステムを使用する際には、多要素認証を用い
るのが望ましいこと。
・ オンライン診療システムを用いる場合は、患者がいつでも医師の本人確
認ができるように必要な情報を掲載すること。
・ オンライン診療システムが後述の2)に記載されている要件を満たして
いることを確認すること。
・ 医師がいる空間に診療に関わっていない者がいるかを示し、また、患者
がいる空間に第三者がいないか確認すること。ただし、患者がいる空間に
家族等やオンライン診療支援者がいることを医師及び患者が同意してい
る場合を除く。
・ プライバシーが保たれるように、患者側、医師側ともに録音、録画、撮
影を同意なしに行うことがないよう確認すること。
・ チャット機能やファイルの送付などを患者側に利用させる場合には、医
師側(所属病院等の医療従事者、スタッフ等を含む)から、セキュリティ
リスクを勘案したうえで、チャット機能やファイルの送付などが可能な
場合とその方法についてあらかじめ患者側に指示を行うこと。
・ オンライン診療を実施する医師は、オンライン診療の研修等を通じて、
セキュリティリスクに関する情報を適宜アップデートすること。
24