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資料4_「がん研究10か年戦略」に係る文部科学省における取組 (11 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32589.html |
出典情報 | 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第10回 4/12)《厚生労働省》 |
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量子科学技術研究開発機構における
重粒子線がん治療研究について
重粒子線がん治療とは
重粒子線
X線
重粒子線がん治療の特徴
○これまで治療できなかったがんが治療できる
・手術や他の治療法では不可能な症例も対象。
・治療成績は手術に匹敵する。
•がん
•がん
○短期間で治療ができる
X線の場合はがんの手前や奥の正常組織にも照射され、
・肺がんは1回照射、肝がんは2回照射と短期間で通院
特に手前の被ばくが大きいが、重粒子線の場合はがんに
線量が集中し、正常細胞への影響が小さい。
でも治療が可能。
○術後も生活の質を維持できる
研究開発の概要 重粒子線がん治療の普及や治療成績の更なる向上や短期化に向けた臨床研究、 ・手術や他の放射線治療と比べても治療後に高いQOL
小型・高性能な次世代治療装置(量子メス) の開発、標準化に関する研究開発等を推進している。
(生活の質)が得られる。
加速器で高速に加速した重粒子線(炭素イオン線)によ
る放射線がん治療。従来のX線等による放射線治療に比
べ、がんの殺傷効果が高く、かつ、正常細胞へのダメージを
少なくでき、また短期間で治療を行うことができる。
QST病院の部位別治療実績
2003年10月に厚労省より高度先進医療(2006年10月より先進医療)、
2016年に骨軟部腫瘍が保険収載、2018年に頭頸部腫瘍、前立腺がん、2022年に局所進行性膵がん、
肝細胞がん(≧4cm)、肝内胆管がん、大腸がん術後局所再発、子宮頚部腺がん、と保険対象が拡大
疾患別登録患者数
(1994年6月~2022年3月)
前立腺がん 重粒子線治療は、他の放
射線治療と比べ、副作用が少なく、高
リスク症例でも治療成績が良好
仙骨の脊索腫 重粒子線治療では、手術不能例に対
しても手術に匹敵する高い生存率が得られている。
Int J Urol 2021
The Lancet Oncology 2019 (IF 36.4)
大阪国際がんセンターとの共同研究
重粒子線治療後ではX線治療後に比べて2次が
んの発生率は有意に少ないことが証明された。
JAMA Netw Open. 2022 (IF 8.5) Mayo Clinicとの共同研究
重粒子線治療がX線治療より生存率で勝ることを明らかにした。
重粒子線の有効性を
示す顕著なエビデンス
0.4
重粒子線 (141例)
0.2
2次がん発生率
重粒子線の安全
性を示す顕著な
エビデンス
X線(1983例)
骨肉腫の治療例
手術(5948例)
*
*
16回照射
重粒子線(1455例)
X線 (141例)
治療前
0
0
2
4
6
治療後経過年数
8
10
治療後
外科手術では寝たきりや、良
くても車椅子生活になることが
想定されたような重篤なもの
でも、重粒子線治療により
徐々に化骨が形成され元に
戻り、通常の生活が送れるよ
うになった。
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重粒子線がん治療研究について
重粒子線がん治療とは
重粒子線
X線
重粒子線がん治療の特徴
○これまで治療できなかったがんが治療できる
・手術や他の治療法では不可能な症例も対象。
・治療成績は手術に匹敵する。
•がん
•がん
○短期間で治療ができる
X線の場合はがんの手前や奥の正常組織にも照射され、
・肺がんは1回照射、肝がんは2回照射と短期間で通院
特に手前の被ばくが大きいが、重粒子線の場合はがんに
線量が集中し、正常細胞への影響が小さい。
でも治療が可能。
○術後も生活の質を維持できる
研究開発の概要 重粒子線がん治療の普及や治療成績の更なる向上や短期化に向けた臨床研究、 ・手術や他の放射線治療と比べても治療後に高いQOL
小型・高性能な次世代治療装置(量子メス) の開発、標準化に関する研究開発等を推進している。
(生活の質)が得られる。
加速器で高速に加速した重粒子線(炭素イオン線)によ
る放射線がん治療。従来のX線等による放射線治療に比
べ、がんの殺傷効果が高く、かつ、正常細胞へのダメージを
少なくでき、また短期間で治療を行うことができる。
QST病院の部位別治療実績
2003年10月に厚労省より高度先進医療(2006年10月より先進医療)、
2016年に骨軟部腫瘍が保険収載、2018年に頭頸部腫瘍、前立腺がん、2022年に局所進行性膵がん、
肝細胞がん(≧4cm)、肝内胆管がん、大腸がん術後局所再発、子宮頚部腺がん、と保険対象が拡大
疾患別登録患者数
(1994年6月~2022年3月)
前立腺がん 重粒子線治療は、他の放
射線治療と比べ、副作用が少なく、高
リスク症例でも治療成績が良好
仙骨の脊索腫 重粒子線治療では、手術不能例に対
しても手術に匹敵する高い生存率が得られている。
Int J Urol 2021
The Lancet Oncology 2019 (IF 36.4)
大阪国際がんセンターとの共同研究
重粒子線治療後ではX線治療後に比べて2次が
んの発生率は有意に少ないことが証明された。
JAMA Netw Open. 2022 (IF 8.5) Mayo Clinicとの共同研究
重粒子線治療がX線治療より生存率で勝ることを明らかにした。
重粒子線の有効性を
示す顕著なエビデンス
0.4
重粒子線 (141例)
0.2
2次がん発生率
重粒子線の安全
性を示す顕著な
エビデンス
X線(1983例)
骨肉腫の治療例
手術(5948例)
*
*
16回照射
重粒子線(1455例)
X線 (141例)
治療前
0
0
2
4
6
治療後経過年数
8
10
治療後
外科手術では寝たきりや、良
くても車椅子生活になることが
想定されたような重篤なもの
でも、重粒子線治療により
徐々に化骨が形成され元に
戻り、通常の生活が送れるよ
うになった。
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