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09_参考資料3_SCARDAにおけるワクチン・新規モダリティ研究開発事業採択課題一覧について (11 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33297.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 研究開発及び生産・流通部会(第32回 5/24)《厚生労働省》 |
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カイコ昆⾍モダリティによる低価格な国産組換えワクチンに関する研究開発
(令和4年10月時点)
(提案者:九州大学
日下部 宜宏)
1.提案概要
• 九州大学のカイコバイオリソースとバキュロウイルス発現系を組み合わせた、安価で安全な組換えタンパク質ワクチンの開発を目指す
研究である。
2.基本情報
• モダリティ:カイコ-バキュロウイルス発現系による組換えタンパク質ワクチン
• 用法・用量:
➢ SARS-CoV-2:アルファ株とオミクロン株に対するSタンパク質を各5μg混合した2価ワクチンに適切なアジュバントをを加えて
筋肉注射(プライム:2回投与、ブースター:1回投与)
➢ ヒトノロウイルス:流行血清型を各3μg混合した4価ワクチンに適切なアジュバントを加えて筋肉注射(プライム:2回投与)
※第Ⅰ相試験は、SARS-CoV-2か、ヒトノロウイルスのいずれか1つで実施予定
• 現在の開発フェーズ:研究段階
• 第Ⅰ相試験終了時期:2027年3月(予定)
• 開発企業との連携の有無:有(KAICO株式会社)
3.選定理由
•
有用性の観点では、カイコとバキュロウイルス発現系を組み合わせた組換えタンパク質ワクチンの開発を行うものであり、新規性が
ある。
•
実用化の観点では、カイコを使用して様々なタンパク質発現の最適化が達成されれば、有事において適応範囲の広いタンパク質ワク
チンの生産プラットフォームになりうる可能性を秘めている。また、カイコ発現系では、培養資材調達が不要であることも利点の1
つであると考える。
4.今後の開発における重要な点
•
抗原が組換えタンパク質であるため、アジュバントとの最適な組合せの検討が必要である。また、原理上、広範なタンパク質性の不
純物の除去が課題となることから、原液精製や製剤設計計画について技術的な検討が必要である。
•
製造方法に関しては、宿主細胞由来タンパク質に対して、広範なタンパク質性不純物を検出することができる⾼感度な分析法が求め
られるため、研究開発の早期の段階からPMDAへの相談が必要と考える。
11
(令和4年10月時点)
(提案者:九州大学
日下部 宜宏)
1.提案概要
• 九州大学のカイコバイオリソースとバキュロウイルス発現系を組み合わせた、安価で安全な組換えタンパク質ワクチンの開発を目指す
研究である。
2.基本情報
• モダリティ:カイコ-バキュロウイルス発現系による組換えタンパク質ワクチン
• 用法・用量:
➢ SARS-CoV-2:アルファ株とオミクロン株に対するSタンパク質を各5μg混合した2価ワクチンに適切なアジュバントをを加えて
筋肉注射(プライム:2回投与、ブースター:1回投与)
➢ ヒトノロウイルス:流行血清型を各3μg混合した4価ワクチンに適切なアジュバントを加えて筋肉注射(プライム:2回投与)
※第Ⅰ相試験は、SARS-CoV-2か、ヒトノロウイルスのいずれか1つで実施予定
• 現在の開発フェーズ:研究段階
• 第Ⅰ相試験終了時期:2027年3月(予定)
• 開発企業との連携の有無:有(KAICO株式会社)
3.選定理由
•
有用性の観点では、カイコとバキュロウイルス発現系を組み合わせた組換えタンパク質ワクチンの開発を行うものであり、新規性が
ある。
•
実用化の観点では、カイコを使用して様々なタンパク質発現の最適化が達成されれば、有事において適応範囲の広いタンパク質ワク
チンの生産プラットフォームになりうる可能性を秘めている。また、カイコ発現系では、培養資材調達が不要であることも利点の1
つであると考える。
4.今後の開発における重要な点
•
抗原が組換えタンパク質であるため、アジュバントとの最適な組合せの検討が必要である。また、原理上、広範なタンパク質性の不
純物の除去が課題となることから、原液精製や製剤設計計画について技術的な検討が必要である。
•
製造方法に関しては、宿主細胞由来タンパク質に対して、広範なタンパク質性不純物を検出することができる⾼感度な分析法が求め
られるため、研究開発の早期の段階からPMDAへの相談が必要と考える。
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