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09_参考資料3_SCARDAにおけるワクチン・新規モダリティ研究開発事業採択課題一覧について (15 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33297.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 研究開発及び生産・流通部会(第32回 5/24)《厚生労働省》 |
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新規細胞質型RNAウイルスベクターを用いた新興・再興感染症ワクチン作製プラットフォーム
の確立と遺伝子組換えワクチンのカタログ化
(令和5年3月現在 )
(提案者:三重大学 野阪 哲哉 )
1.提案概要
•
独自の⾮増殖性細胞質型 RNAウイルスベクターBC-PIV を用いた遺伝⼦組換えワクチン創成のためのプラットフォーム技術の開発を
目指すもの。
※ BC-PIVは、ヒトパラインフルエンザ 2 型ウイルスに由来するウイルスベクター。⾼い遺伝⼦発現能を持つ、繰り返し投与可能、エンベロープ上に
立体構造を保持した状態で外来タンパク質を搭載できる等の特徴を有するとしている。抗原には、NIHのワクチン研究センターが見出した構造的に安定
化したRSウイルスのPre-fusion F蛋白質(DS-Cav1)を使用予定。
2.基本情報
•
モダリティ:⾮増殖型組換えウイルスベクターワクチン
•
用法・用量:経鼻投与1x106 ~ 1x108 CIU/ヒト
•
現在の開発フェーズ:研究段階
•
第Ⅰ相試験終了時期:2027年3月(予定)
•
開発企業(アカデミア)との連携の有無:有(バイオコモ、札幌医大、横浜市大、東興薬品工業他)
3.選定理由
•
有用性の観点から、本剤は経鼻投与の投与簡便性、⾮侵襲性に加え、繰返し投与可能である可能性があるという点が評価できる。
•
有用性(汎用性)の観点から、本提案で優先して開発するRSウイルスワクチンを軸に、コロナウイルスワクチン及びエボラウイルス
ワクチンへの展開も検討できる実験データを取得している点は評価できる。
4.留意事項
•
他社のRSウイルスワクチンの開発状況を踏まえ、適切なマイルストーンを設定することが重要である。
•
RSウイルスワクチンの有効性や安全性に関して、他ウイルスにおける実験データからの推論が多く、RSウイルスに関するデータが
希薄。パラインフルエンザ2型ウイルスとの交差免疫が懸念されるムンプスウイルスやPIVに対する既得免疫の影響などの動物実験の
検討も必要である。
•
RSウイルスワクチンに関しては、既に先行したワクチンの開発が進んでおり、それらとの競合優位性を明確にすることが重要である。
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の確立と遺伝子組換えワクチンのカタログ化
(令和5年3月現在 )
(提案者:三重大学 野阪 哲哉 )
1.提案概要
•
独自の⾮増殖性細胞質型 RNAウイルスベクターBC-PIV を用いた遺伝⼦組換えワクチン創成のためのプラットフォーム技術の開発を
目指すもの。
※ BC-PIVは、ヒトパラインフルエンザ 2 型ウイルスに由来するウイルスベクター。⾼い遺伝⼦発現能を持つ、繰り返し投与可能、エンベロープ上に
立体構造を保持した状態で外来タンパク質を搭載できる等の特徴を有するとしている。抗原には、NIHのワクチン研究センターが見出した構造的に安定
化したRSウイルスのPre-fusion F蛋白質(DS-Cav1)を使用予定。
2.基本情報
•
モダリティ:⾮増殖型組換えウイルスベクターワクチン
•
用法・用量:経鼻投与1x106 ~ 1x108 CIU/ヒト
•
現在の開発フェーズ:研究段階
•
第Ⅰ相試験終了時期:2027年3月(予定)
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開発企業(アカデミア)との連携の有無:有(バイオコモ、札幌医大、横浜市大、東興薬品工業他)
3.選定理由
•
有用性の観点から、本剤は経鼻投与の投与簡便性、⾮侵襲性に加え、繰返し投与可能である可能性があるという点が評価できる。
•
有用性(汎用性)の観点から、本提案で優先して開発するRSウイルスワクチンを軸に、コロナウイルスワクチン及びエボラウイルス
ワクチンへの展開も検討できる実験データを取得している点は評価できる。
4.留意事項
•
他社のRSウイルスワクチンの開発状況を踏まえ、適切なマイルストーンを設定することが重要である。
•
RSウイルスワクチンの有効性や安全性に関して、他ウイルスにおける実験データからの推論が多く、RSウイルスに関するデータが
希薄。パラインフルエンザ2型ウイルスとの交差免疫が懸念されるムンプスウイルスやPIVに対する既得免疫の影響などの動物実験の
検討も必要である。
•
RSウイルスワクチンに関しては、既に先行したワクチンの開発が進んでおり、それらとの競合優位性を明確にすることが重要である。
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