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【参考資料1】令和6年度の同時報酬改定に向けた意見交換会(第1回)資料 (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33174.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第217回 5/24)《厚生労働省》
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○ 入院時の高齢入院患者の約4割、介護保険施設入所者の約半数は低栄養
のリスクが高いことが明らかになっている。低栄養は生命予後に影響する
ことも指摘されており、入院中や施設入所中に特別な栄養管理が必要な者
は多い。
〇 また、入院・施設入所時の当日から食事提供が行われるため、入院・施
設入所前又は可能な限り速やかに必要栄養量や食事形態、禁止食品等を把
握し、適切な栄養管理を開始する必要がある。また、介護保険施設から医
療機関に入院し再入所する際に、入院時と比べて高度な栄養管理が必要と
なる入所者も一定数存在することからも、医療機関と介護保険施設等との
栄養情報の共有や管理栄養士間の連携は重要である。


在宅において療養する要介護高齢者は、要介護度が高いほど低栄養のリ

スクが高い者や摂食嚥下機能に問題がある者が多い。入院・入所中は、管
理栄養士等による栄養管理が行われているが、在宅においては、自ら又は
家族等が食事の準備をするため、適切な栄養管理を継続するためには支援
が重要となる。管理栄養士による訪問栄養食事指導については、診療所に
管理栄養士が少ない状況等を踏まえ、他の医療機関や栄養ケア・ステーシ
ョンの管理栄養士との連携も可能として推進している。
2 主な課題
(1)リハビリテーション・口腔・栄養の一体的な取組
○ 医療及び介護において、リハビリテーション、口腔の管理、栄養管理に
関する取組は、それぞれ推進されてきた。リハビリテーション、口腔の管
理、栄養管理に関する取組を効果的に行うためには、医師をはじめ関係職
種が一体的な取組の重要性を認識し、的確に対象者を把握した上で、速や
かに評価や介入を行う必要がある。


チーム医療や多職種によるカンファレンスの推進等により、リハビリテ

ーション、口腔、栄養の専門職の連携は進みつつある。一方で、口腔の専
門職は医療機関においても介護保険施設においても施設外からの関与が多
いことや、管理栄養士は給食管理業務も担っていることなどから、病棟や
施設内での日常的なコミュニケーションが十分に取れていない場合も多い。
状態が悪化する手前で早期に気づき、速やかに対応するためには、多職種
による日常的なコミュニケーションも重要である。
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