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【参考資料1】労働災害発生状況の分析等 (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33256.html
出典情報 令和4年の労働災害発生状況を公表(5/23)《厚生労働省》
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業種別の労働災害発生状況
(1)製造業の労働災害発生状況
(ポイント)

死亡者数は、前年比で9人(6.9%)増加、13 次防の目標の起算
点である平成 29 年比で 20 人(12.5%)減少。
② 死傷者数は、前年比で 270 人(1.0%)増加、平成 29 年比で 20 人
(0.07%)増加。

事故の型別では、機械等による「はさまれ・巻き込まれ」が最多
で、全数に占める割合は死亡者数で 40.0%、死傷者数で 24.0%。
(解説)

令和4年の鉱工業指数(生産)は、対前年比で 0.1%減少しており、
ほぼ横ばいである。また、労働力調査(総務省)によると、令和3年
の製造業の雇用者数(役員を除く。)は前年比で 0.7%増となっている。

このような状況の中、死亡者数(前年比9人・6.9%増)、死傷者数
(前年比 270 人・1.0%増)共に増加した。

令和2年
90.6

表5 鉱工業指数(生産)(H27=100)
令和3年
令和4年
95.7
95.6

対令和3年比
-0.1%

出典:鉱工業指数(経済産業省)



事故の型別でみると、長期的には減少傾向であるものの、依然として
死亡者数、死傷者数ともに機械等への「はさまれ・巻き込まれ」が最多
で、全数に占める割合は死亡者数で 40.0%、死傷者数で 24.0%となった。
④ 死傷者数は、主に「転倒」(前年比 425 人・8.0%増、平成 29 年比 669
人・13.1%増)、「切れ・こすれ」(前年比 11 人・0.5%増、平成 29 年比
193 人・7.6%減)で増加した。
⑤ 製造業の業種別の死傷者数では、食料品製造業が最多の 8,133 人で、
全数に占める割合は 30.5%となった。
(対策)
① 機械等に起因する「はさまれ・巻き込まれ」等の労働災害を防止する
ため、リスクアセスメントと必要な改善措置を確実に講じた上で、機械
等を安全に使用することの徹底を図る。
② クレーンの使用に伴う労働災害を防止するため、玉掛け作業の安全に
係るガイドラインのポイントをまとめた資料等を活用して、同ガイドラ
インに基づく取組の適切な実施を図る。

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