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【参考資料1】労働災害発生状況の分析等 (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33256.html
出典情報 令和4年の労働災害発生状況を公表(5/23)《厚生労働省》
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(2)建設業の労働災害発生状況
(ポイント)
① 死亡者数は、前年比で3人(1.1%)増加、平成 29 年比で 42 人
(13.0%)減少。
② 死傷者数は、前年比で 387 人(2.6%)減少、平成 29 年比で 590
人(3.9%)減少。

事故の型別では、「墜落・転落」が最多で、全数に占める割合は
死亡者数で 41.3%、死傷者数で 31.6%。
(解説)
① 建設業では、有効求人倍率が依然として高く、人手不足の状況にある。
特に、令和4年度は建設作業員の有効求人倍率が大幅に増加し、令和4
年度の建設投資見通しは、前年度比 6.5%増となっていた。
表7

建設業における技術者・技能者の有効求人倍率の推移
令和3年2月
令和4年2月
令和5年2月
建築・土木・測量技術者
5.58
5.75
6.01
建設作業員
4.08
3.99
4.25
※建設作業員の有効求人倍率は、建設躯体工事の職業、建設の職業、電気工事の職業、土木の職業
及び定置・建設機械運転の職業の有効求人数を有効求職者数で除して算出
出典:職業別一般職業紹介状況(厚生労働省職業安定局)



また、令和4年の新設住宅着工戸数は、前年比で 0.4%増となった。
表8

新設住宅着工戸数の推移

令和2年

令和3年

令和4年

対令和3年比(%)

815,340

856,484

859,529

0.4

出典:
「住宅着工統計」
(国土交通省)



このような状況の中、死亡者数(前年比3人・1.1%増、平成 29 年比
42 人・13.0%減)、死傷者数(前年比 387 人・2.6%減、平成 29 年比 590
人・3.9%減)となった。



業種別の死亡者数では、土木工事業が 108 人(前年比8人・8.0%増、
平成 29 年比 15 人・12.2%減)、建築工事業で 117 人(前年比 15 人・
11.4%減、平成 29 年比 20 人・14.6%減)となった。
⑤ 業種別の死傷者数では、土木工事業が 3,942 人(前年比 96 人・2.4%
減、平成 29 年比 73 人・1.8%減)、建築工事業が 7,606 人(前年比 289
人・3.7%減、平成 29 年比 700 人・8.4%減)となった。
⑥ 事故の型別では、依然として死亡者数、死傷者数ともに「墜落・転落」
が最多で、全数に占める割合は死亡者数で 41.3%、死傷者数で 31.6%と
なった。


死亡者数では、「激突され」(前年比8人・42.1%増、平成 29 年比4
人・17.4%増)、「飛来・落下」(前年比6人・60.0%増、平成 29 年比3
人・15.8%減)が大きく増加した。

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