ちょっと前まであちこち
旅行にも出かけていたし、
駅前のスーパーまで
往復7000歩だって
平気だったのに

このところ急に
衰えた気が
するなあ。

ものがたりの主人公

周防 徹 郎さん（ 仮 名・81 歳 ）
妻と早くに死別し、一人暮らしをして早40年。
元高校教師で、退職後も地域で民生委員や自治会役員
を務めるなど活動的に過ごしてきた。しかし、次第に役
割が減り、友人もいなくなり孤独な生活に ･･･ 。不安に
なっていたところ、ひどいぎっくり腰になり、動くことも
困難で日々の生活にも支障が出るようになった。

短期集中予防サービスを利用して
元の生活を取り戻した徹郎さんのものがたり
— 山口県・防府市での実例を元に構成 —

01

相談

腰が痛くて
掃除もでない！
助けてください！

ひどいぎっくり腰になり
地域包括支援センターに電話で相談
｢俺はこのまま動けなくなるのか！
？｣
そう思うと、いてもたってもいられなくなり、市の広報紙で
見つけた地域包括支援センターに電話で助けを求めた。こ
れが「リエイブルメント
（再自立）」の始まりだった。

あきらめないで！

応援

mess age

今までのデイサービスの概念は捨てて！

高齢になり介護サービスなしでは生活ができなくなるより
「短期集中予防サービスを利用して元の生活を取り戻しましょう！」

短期集中予防サービスは、自分でやりたいことを自分

かし、専門職が一人ひとりに向き合うことで、全員が元

で選ぶことを目指すサービスです。年をとって「できない

気になる可能性があると実感しました。また、サービス

ことが増えてきた」「自信がない」。だからデイサービス

終了後もよい状態を維持する人がとても多いこともわか

やヘルパーをなんとなく利用する。そうではなくて、そこ

っています。

から
〝 元の生活に戻るために利用する〞のがこのサービ
スの特徴です。
2019年度の試行実施までは、このサービスで皆さん
がこんなにも元気になるとは思っていませんでした。し

「孫と走りたい」「ゴルフをしたい」など、自分の目標
をかなえるために、ちょっと勇気を出して３カ月だけ集中
して頑張ってみませんか？
（山口県防府市 高齢福祉課）

資料提供：山口県防府市 高齢福祉課地域包括ケア係

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