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03資料1_予防接種法における接種類型と公的関与について (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33580.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第54回 6/14)《厚生労働省》
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今後の予防接種に関する課題についてのWHOの論点
○WHOは、 “Immunization Agenda 2030(IA2030)”と呼ばれる新しい世界的ビジョン及び戦略を示した。
○IA2030には、7つの「戦略的優先目標事項(Strategic Priority Goals)」が示されており、ワクチン接種体制の構築、生涯を
通じたワクチン接種の必要性、などが挙げられている。

Immunization Agenda 2030で示されている戦略的優先目標(抜粋)
➢生涯を通じたワクチン接種(Life course Immunization and integration)
<目標>
・すべての人が生涯を通じて、推奨されるワクチンの恩恵を、他の必須の保健サービスと効果的に組み合わせて受けら
れる。
<目的>
・適切なキャッチアップ接種、追加接種を含め、生涯にわたる予防接種政策及びサービスの提供を強化する。
・様々な年齢層に対して、予防接種と、それ以外の公衆衛生上の介入の間で、統合的なサービス提供窓口を確立する。
<重要な領域>
・幼少期、思春期を通じて、また、妊婦、医療従事者、高齢者といった優先度の高い成人集団においてワクチン接種の
利点についての意識を高める。
・他の保健医療上の計画、保健情報の記録システムに予防接種を統合し、あらゆる機会を利用して未接種のワクチンの
接種機会を提供する。

・幼少期の予防接種から予防接種についての法令や政策の焦点を拡張し、高齢者への予防接種のための資金を調達する
ために新たな協力関係や民間部門とのパートナーシップを形成する。
・年齢ごとの接種率をモニタリングし、生涯を通じた予防接種の導入を促進する政策を実行する。
・高齢者における疾病負荷及びその軽減に対する予防接種の可能性計画的なワクチンの導入についてのエビデンスを創
出する。
出典:Immunization Agenda 2030: A Global Strategy To Leave No One Behind (WHO,1 April 2020)
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