-
2013年05月30日(木)
[診療報酬] 亜急性期入院医療管理料、機能明確化したうえで大幅な見直しも
-
厚生労働省は5月30日に、診療報酬調査専門組織の「入院医療等の調査・評価分科会」を開催した。
この日の議題は、「亜急性期入院医療管理料等の見直し」。
入院医療は、病気のステージによって、大きく「急性期」「亜急性期等」「慢性期」の3期に分類されることが多い。
急性期とは、いわば「発症後間もない時期、症状が悪化して間もない時期」で、集中的な医療資源投入が必要となる。
また慢性期とは、「病状が安定し・・・
-
2013年05月16日(木)
[診療報酬] 7対1・10対1における特定除外制度、廃止も含めた見直しを検討
-
厚生労働省は5月16日に、診療報酬調査専門組織の「入院医療等の調査・評価分科会」を開催した。
分科会では、これまでに「入院医療に係る平成24年度・25年度調査」について議論してきた。今後は、この調査結果(速報値)をもとに、入院医療の見直しに向けた調査・分析を行っていく。
この日の議題は、(1)7対1一般病棟における平均在院日数等(2)7対1・10対1一般病棟における特定除外制度―の大きく2点。
まず、(1)の・・・
-
2013年05月10日(金)
[看護] 在宅支える「機能強化型訪問看護ステーション」等を要望 日看協
-
日本看護協会は5月10日に、厚生労働省の木倉保険局長と宇都宮医療課長に「平成26年度診療報酬改定に関する要望書」を、岡崎職業安定局長に「平成26年度予算に関する要望書」を提出した。
保険局に宛てた要望書では、「2025年を見据えた社会保障制度改革の実現には、看護職が継続的に勤務できる体制整備が喫緊の課題」であるとし、以下の4点等を要望している(p1参照)(p2~p20参照)。
(1)法定休暇の取得を前提とした・・・
-
2013年02月20日(水)
[DPC] 26年度改定に向け、4月から医療機関群や機能評価係数IIの本格検討
-
厚生労働省は2月20日に、診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会を開催した。この日の議題は、(1)平成26年度診療報酬改定に向けた検討課題(2)特別調査―の大きく2点。
(1)の26年度改定に向けた検討課題については、すでに、昨年(24年)8月の分科会で基本方針が固められている。
そこでは、「医療機関群ごとの基礎係数と、機能評価係数IIで評価する基本骨格は維持する」「医療機関群について、I群(大学病院)、II群(大・・・
-
2013年02月07日(木)
[診療報酬] 患者の医療必要度をベースに医療職配置数を定める入院料設定を
-
日本病院団体協議会は2月7日に、入院基本料に関する「要望書」を、厚生労働省の木倉保険局長に宛てて提出した。
日本病院団体協議会(日病協)には、日本病院会や全日本病院協会、国立大学附属病院長会議、国立病院機構などが加盟しており、このたび次の2点について要望をとりまとめた(p1参照)。
(1)中長期的な診療報酬体系における「入院基本料の設定に関する考え方と調査方法」
(2)次期診療報酬改定に対する短期的・・・
-
2012年09月21日(金)
[診療報酬] 褥瘡患者の同一医療機関内での転棟、医療区分の考え方整理
-
厚生労働省は9月21日に、疑義解釈資料の送付(その9)に関する事務連絡を行った。
今回は、(1)入院基本料(2)入院基本料等加算(3)特定入院料(4)在宅医療(5)手術―についてQ&Aを掲載している。
(1)の入院基本料では、療養病棟入院基本料における褥瘡と医療区分の考え方を整理している。褥瘡患者については、医療区分を「2」と評価する。ここで、褥瘡を治療すると医療区分が下がってしまうのでは、治療へのインセン・・・
-
2012年08月09日(木)
[診療報酬] 10月1日からの13対1・15対1の長期入院患者の取扱いなどでQ&A
-
厚生労働省は8月9日に、疑義解釈資料の送付(その8)に関する事務連絡を行った。
今回は、(1)入院基本料・加算(p2~p4参照)(2)医学管理(p4参照)(3)在宅医療(p5~p6参照)(4)検査(p6~p8参照)(5)画像診断(p8参照)(6)精神科専門療法(p8~p9参照)(7)処置(p9参照)(8)手術(p10~p13参照)(9)病理診断(p14参照)(10)DPC(p15~p17参照)(11)調剤(p18参照)―・・・
-
2012年07月10日(火)
[診療報酬] 病床規模等に応じ、管理栄養士は「必要な場合に配置」とすべき
-
京都府保険医協会は7月10日に、小宮山厚生労働大臣らに宛てて「アンケート調査結果から、管理栄養士配置義務化の撤回を改めて求める」要望を行った。
平成24年度の診療報酬改定では、病院の90%以上が届出ていた【栄養管理実施加算】が、「加算の役割を終えた」ものとして入院基本料等に包括された。この結果、入院基本料や特定入院料では、施設基準に「栄養管理体制」が盛込まれている。つまり、入院基本料等を算定するには、・・・
-
2012年01月17日(火)
[診療報酬] 入院中の他医療機関受診、減額は廃止せよ 京都府保険医協会
-
京都府保険医協会は1月17日に、小宮山厚生労働大臣や森田中医協会長らに宛てて「入院中の患者の他医療機関受診に関する必要性に係る緊急アンケート」調査結果を送付するとともに、要望を行った。
平成22年度の診療報酬改定(前回改定)において、入院中の患者が他の医療機関を受診した場合の取扱いが整理された。具体的には、(1)出来高病棟では入院基本料の30%を減額(2)特定入院料等算定病棟では、入院基本料に包括されて・・・
-
2011年11月25日(金)
[診療報酬] 10対1病棟で看護必要度を施設基準化する方針 中医協総会
-
厚生労働省が11月25日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、入院医療について議論を行った。
ここでは、急性期入院医療と、長期入院医療に焦点を絞って説明しよう。
社会保障・税一体改革では、現在の一般病床を高度急性期、急性期、亜急性期など、病期等に応じて分類していく方針を示している(p6~p9参照)。
現行の診療報酬上の区分において、急性期医療を担っているのは、主に、特定機能病院、一般病・・・
-
2011年07月01日(金)
[診療報酬] 医療区分1の患者状態、両論併記にとどまる 慢性期分科会
-
厚生労働省が7月1日に開催した、診療報酬調査専門組織・慢性期入院医療の包括評価調査分科会で配付された資料。この日は、厚労省当局から報告書取りまとめに向けて、たたき台が示された。
本分科会には、中医協総会から(1)22年度改定で行った療養病棟入院基本料変更の影響(2)医療区分1の患者実態(3)慢性期入院医療の在り方の総合的検討(4)認知症患者の状態像に応じた評価の在り方―の大きく4点を検証するよう付託がな・・・
-
2011年04月01日(金)
[診療報酬] 被災地での会議室等入院、患者の状態に応じた入院基本料算定
-
厚生労働省は4月1日に、東北地方太平洋沖地震及び長野県北部の地震に関連する診療報酬の取扱いについて事務連絡を発出した。これは、今般の震災を受け、保険診療の適用範囲や、診療報酬算定について22のQ&Aでまとめたもの。
たとえば、「日赤の救護班やDMAT等の診療を保険請求できるか」という問に対しては、「災害救助法の補助対象であり、保険診療とは扱えず、一部負担も請求できない」と回答(p2参照)。
また、「避・・・
-
2010年07月05日(月)
[DPC] 9月分から特定入院料の包括項目もEFファイルに出力 厚労省
-
厚生労働省は7月5日に、平成22年度「DPC導入の影響評価に係る調査」への新規参加の申し込み方法等に関する資料の修正版を公表した。
平成22年6月10日に発表されてから、数度の修正がなされている。大きな修正点を見てみると、(1)救急入院料等の特定入院料を算定する場合には、包括される項目もEFファイルに出力すること(p11参照)(2)特定入院料に包括される項目の入力は7月分からで、それまでに院内の体制を整えるこ・・・
-
2010年06月29日(火)
[診療報酬] 入院中患者の他医療機関受診で入院料減算は必要
-
政府は6月29日に、入院中の患者の他医療機関受診にかかる規制に関する質問に対する答弁書を公表した。
平成22年度診療報酬改定において、出来高病棟に入院中の患者が他医療機関を受診した場合、入院基本料を3割減額する規定が整理された。また、特定入院料等を算定する病棟においては、上記の場合、入院基本料が7割あるいは3割減額される。
この規定に対し、参議院議員は「地域医療の実態にそぐわず、患者への最適な医療提供・・・
-
2009年03月25日(水)
DPCにおける今後の課題(案)を示す 中医協診療報酬基本問題小委
-
厚生労働省は3月25日に、中医協の診療報酬基本問題小委員会を開催した。この日は、DPCについて新たな機能評価係数の検討や今後の課題などが議論された。
DPCにおける今後の課題(案)では、DPC対象病院への参加及び退出について、背景や現状、論点などが示されている。また、平成21年度DPC準備病院の募集や調整係数廃止後の包括評価数の在り方、経過措置などについても今後の課題を示している(p11~p13参照)。
その他、・・・
-
2004年04月01日(木)
疑義解釈資料の送付について(医科)(3/30付 事務連絡)《厚労省》
- 厚生労働省保険局医療課が、地方社会保険事務局等宛てに出した平成16年診療報酬改定(医科)に係る疑義解釈。疑義解釈は、①再診料・外来診療料②入院料(入院基本料)③入院料(入院基本料等加算)④入院料(特定入院料)⑤指導管理等⑥在宅医療⑦検査⑧投薬⑨注射⑩リハビリテーション⑪精神科専門療法⑫処置⑬手術⑭放射線治療⑮DPC関係⑯その他―の16項目に分けてまとめられている。例えば、今改定で新設されたハイケアユニット入院医療管理料に・・・
ダウンロードしたPDFファイルを閲覧・印刷するには、Adobe Reader(またはAdobe Acrobat Reader)がインストールされている必要があります。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。