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【参考資料3】免疫アレルギー疾患研究10か年戦略 (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34044.html
出典情報 アレルギー疾患対策推進協議会(第17回 7/12)《厚生労働省》
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図2:免疫アレルギー疾患対策における研究10か年戦略の位置づけ

Ⅲ 我が国の免疫アレルギー疾患研究において推進すべき研究
1 我が国における問題点と独自性・優位性
問題点
我が国の免疫アレルギー疾患研究においては、横断的問題、垂直的問題、そして国際的な連携の
問題があると考えられる。
横断的問題としては、多くの免疫アレルギー疾患が複数臓器に症状を呈するため、複数の診療科
間の連携が必要であるものの不十分なため、効果的・効率的な疾患対策研究の実施が難しい状況と
なっている。また、垂直的問題としては、幼児期の湿疹やアトピー性皮膚炎が将来の食物アレルギー
や気管支喘息等の発症に繋がるといった、いわゆるアレルギーマーチの過程において、対応する診
療科が変わることにより、患者個人の経過を追跡して調査するようなコホート的調査の実施が困難にな
っている。図 1 で免疫アレルギー疾患における患者数の現状について示したが、これらについても同
一の手法で解析されたものは少ないのが現状である。このように複数の診療科の併診や小児から成

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